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美女能力者のお腹にある別空間で特訓をして強くなった中途半端な能力者  作者: ライトニング
6章 血みどろの潰し合い編
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箸休め話 豊胸装置

 ツルペタ少女が機械で巨乳になる話です。

 翠八がいる雑居ビルの二階。ここの部屋には美少女と若い美女が住んでいる。


「これで巨乳どもに対抗できる!!」


 薄暗い部屋にいる美少女は喜んでいた。

 背中に届くほどの長いワインレッドの髪で縦ロールがあって気品がある。ロゼワインのような色のツリ目と可愛らしい八重歯。首には黒いチョーカー、黒いマントをまとっていて背が低く色気がない幼児体型のようで紫のティーフロントなどがいやらしく露出が多くて、きれいな裸足だった。

 彼女の名前は武堂ぶどう 真猫まねこ。才高ではなく山利柴やまりしの貴族令嬢である吸血鬼の一族だ。ちゃんとした人間で吸血鬼のように恐ろしく高貴という感じがある。


「大金で開発した、この豊胸装置でわたくしは大きな胸になる!!」


 自分の体型に自信はあるが胸は絶壁で絶望的だった。

 彼女の父親は山利柴のホテルなどを経営するセレブで、その金を使って豊胸装置をこの部屋に造った。

 装置はゲーミングカラーの円形の台で上にはゲーミングカラーのライトがあり、近くにミニスカの若いメイドが立っていた。

 一緒に住んでいる使用人の走武理江そうむりえでお嬢様のワガママに付き合っていた。


「翠八の周りには胸の大きいのが多い!! これでわたくしも大きくなれば翠八はわたくしに夢中になるわ!!」


 真猫はマントを捨て、大胆な下着姿で円形の台に近づき上にのった。大の字に寝ると頑丈な拘束具が出てきて彼女の両手首と両足首を固定し動けなくなった。


「本当によろしいのですか、真猫様?」


 ライトを見ていた少女は浮かない表情の使用人を見た。


「お体に凄まじい衝撃と負担がかかるので危険ですよ」


 理江は反対で心配しているが主に逆らうことができない板挟みで苦しんでいた。


「いいからやりなさい!! 命令よ!!」


 使用人の話を聞いてもやめず命令する。


「……かしこまりました、真猫様」


 従うしかないのでメイドはお嬢様の貧相な胸の上に二枚のチップを置く。ちょうど乳首のところで頬を赤くそめた。貧弱な体に大胆な下着で胸がなくても十分色気がある。


「この豊胸装置は上のライトから出る肉体成長光線でチップがあるところだけを大きくするものですが、お体が変化するので凄まじい衝撃と負担がかかります」

「説明で時間稼ぎをしないで早くやりなさい!!」


 彼女の説明でライトを見ていた真猫はいらだち怒った。


「はい」


 逆らえない理江は円形の台にある機械を操作する。


「これでお母様のように」


 期待と不安があり全身から汗を流して台の上を濡らし下着が体にはりついていた。ライトからゲーミングカラーの光が出て真猫に当たると二枚のチップが反応し凄まじい衝撃で彼女はのけぞった。


「おっ! おお……」


 衝撃に耐えられず、アへ顔になった。


「真猫様!! だいじょうぶですか!?」


 メイドが心配すると、お嬢様の貧乳が急に大きくなった。肉体成長光線で二枚のチップがある乳房だけが大きくなり、光が当たっている他の部分はゲーミングカラーの円形の台が光を無効にしているので大きくならなかった。


「わたくしの胸が大きくなったあ……」


 衝撃で知能が低下している真猫は大きくなった胸を見て喜んでいる。生意気な刺々しさがなく無邪気で恍惚の表情を浮かべていた。

 乳房が大きくなり普通ならこれで終わりだが、トラブルが起きた。肉体成長光線が出続け胸の成長が止まらない。

 凄まじい衝撃を受け続け、ブラジャーが破れることなく乳房は大きくなっていく。


「重い! 苦しい……」


 衝撃の連続で乳房が大きくなった喜びと押しつぶされそうな苦しみしか分からず頭の中がグチャグチャになっていた。


「大変!! 早く止めないと!!」


 肉体成長光線が止まらない欠陥品で理江がいくら操作しても止まらない。冷静に操作しても欠陥品なので止まらず叩いて止めようとする。

 大きくなりすぎて乳房の魅力がない脂肪の塊になり真猫の体は隠れ、つぶれそうになっていた。円形の台は頑丈で壊れず大きくなっている乳房を支えている。


「なんの騒ぎだ?」


 二階の音に気づき、翠八は下りてきて彼女達がいる部屋に入った。


「これは!?」


 乳房とは思えない脂肪の塊を見て驚いた。


「翠八様!! 助けてください!!」


 必死に助けを求める理江を見て状況を理解した翠八は両目に渦巻きマークを出して回し脂肪の塊を見た。


「胸よ!! 元に戻れ!!」


 乳房の成長が止まり小さくなっていく。肉体操作能力で真猫の乳房を元の大きさに戻すように操作している。肉体成長光線より強く乳房を強引に戻しているので真猫と豊胸装置に凄まじい負担がかかっていた。

 彼女の胸が元に戻ると装置はもう限界で爆発した。二人はふっとび、一階と三階も爆発の被害を受け翠八は無事だった。

 理江のメイド服はボロボロになり、真猫は気絶しており全裸だが黒こげで色気がない。


「弁償しろよ」


 翠八は哀れな二人を見ている。


「はい……」


 主の代わりにメイドが答えた。真猫の胸が元に戻ったように一階と二階、三階は元通りになった。

 彼女達の名前はワイン関係です。

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