変態殺人鬼に殺された
筆者は語彙力が皆無なのでそこんとこよろしく。
死んだ。通学中にスマホでニュースを見ていた。
適当にニュースを見ていると今変な殺人通り魔がこの街を徘徊しているそうだ。
警察が捕まえようとしているそうだが自転車に乗って猛スピードで逃げ回ってるそうだ。
パトカーから逃げれる速さで自転車って凄いな。
今現在の被害者は6名。こいつ捕まったら間違いなく死刑にされるんだろうな……興味なさげに続きを見ていた。
アナウンサーの人がその場にいる人は早く逃げろって行ってるけどそんな俺ん所にピンポイントで来るはずがないとないだろ。
『チャリンチャリーン』
歩きスマホしていたので周りの人にまた迷惑掛けてしまった。イヤホンしているから余計にな。
いつも通学中暇だからついついスマホを触ってしまう。自転車に乗っている方に謝ろうと前を見た瞬間絶句してしまった。
アニメのキャラクターの仮面を被った全裸のオッサンがこっちに猛突進した。
『ガッシャーン!』
正面衝突。弧を描くように俺はふとっんだ。体全身から力が抜け途端に眠くなってきた。
変態殺人鬼は急いで自転車に乗り逃げて行ってしまった。
程なくしてサイレンの音が聞こえてきた。そこで俺の意識はなくなった。
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目を覚ますとそこは真っ白な天井があった。
「なんだ夢か……嫌な夢を見ちまった……」
「やっと起きたかい。道端で寝っ転がってたからびっくりしたよ。この街は治安が悪いんだからきをつけなよ」
「!?」
誰だこいつ。大柄なおばさんがいる。しかし俺は道端で寝てなんか居ないぞ。しかもここ俺んちじゃないし。この人の家か?
「ここどこですか?」
「ここ?あんた大丈夫かい?ここはセシル街さ。自分がどこにいるかも分からないのかい?」
「セシル街ってなんだ?」
「街の名前さ。あんた名前は?」
こいつ、見た感じ本当のことを言ってるな。嘘ついてるようには見えん。でもってそんな地名聞いた事ないぞ。
「俺の名前か?俺は……名前は……なんだっけ?俺の名前は……」
名前を覚え出せない……
「じゃあどっから来たんだい?」
生まれた場所は……どこだっけ?思い出せねえ。俺は確か変な夢を見てて……夢?どんな夢だっけ?親の名前は……住所は?何もかも思い出せない。記憶がないみたいだ。俺は何者なんだ?
俺は俺は俺は俺は………お前は誰だ?
なんかが込み上げてくる。やばい、
「大丈夫かあんた?顔色が悪そうだけど……」
『ドクンッドクンッ』
「ん……んぁおおおぉぉぉああぁああああぁぁぁぁああああぁあぁあああああぁあああぁ」
「大丈夫かいあんた!?しっかりしな!」
「ぅう……んぁああぁあああ……」
そして泡を吹いて倒れた。