初めての闘い
窓の外には俺がいつも過ごしてきていた村の風景が流れている。
小高い丘の上にたったこの学舎から全体を見下ろせる程の村。
中心には商店街のような市場
があり、皆、活気良く屋台で商売を営んでいる。
中心から北に目を向けると、街へと繋がる街路があり、村を囲う外壁は他とは比べ物にならないほど立派で自警団のエリート達が管理している、利便性と安全性から富裕層は北西に家を建てている為、少しコジャレた区画になっている。
東には海へと続く道があり、この村の特産を生み出す貴重な道の為、凄腕と言われる村トップクラスの人達が守っている。
南はこの学舎とだけ繋がっており丘の裏を進むと崖になっているため、防備が完全なので先生達が見張りを兼ねて住み込みで働いている。
西は森へと向かう道で魔物が多くやって来るが脅威となる物は来ないので新人達が腕をあげるべく見張りをしながら研鑽を積んでいる。
ただ、どれも聞いたことがあるだけで俺自身が使った事あるのはただひとつ、街へと向かう北の道だけで
本当に何もない整備された安全な街道なので商人達は基本的に護衛を雇わずに村と街を行き来している。
安全過ぎる為に道中は暇なので
俺は商人の子だが、折角異世界にきたのなら
魔物と闘う冒険者になりたいと秘めた思いを
胸に募らせたりして街への路を楽しんでたが
最近は実際に闘う妄想を膨らませたりしながら買い付けの旅を
楽しんでいた




