7話 いきなりの裏ボスとの戦い
~前回~
・図書館、私のお気に入りの場所・・・
・勇者かもしれない人が来た(平民?)
・お父さんが呼んでる
以上
おいーす!俺、黒斗!!
今、図書館で天使の助言を受け、
騎士団長ダムスに訓練してもらうため、ダムスさんを探しています。
黒斗「一体どこにいるし・・・」
全然見つかりません。
かれこれ、一時間くらい探してます。
もう外では、夕日が沈みかけています。
そしてなにより・・・
本を読んだ時点で、沈んで無かった事に気付いて驚いたけどな。
メイド「コクト様、夕食の時間です。」
黒斗「うお!」
ビ、ビックリした~
いきなり、後ろから声かけてくるんだもんな~
黒斗「わ、分かりました・・・」
メイド「では、大広間へ来てください」
そういうと、メイドは何処かへと言ってしまった・・・
・・・・えっ?放置ですか?
普通は案内とかしてくれるんじゃないんですか?
俺場所分からないんですけど、どうしろと?
とりあえず、探索しよう・・・
30分後
・・・迷った
ここどこだよ。
なんか、暗い一本道で壁に松明が
適当に右行ったり、左行ったり、階段のぼったり下りたしていたらついたんだけど・・・
これって、どっかのボス部屋前?
ハッハッハ・・・腹減った。
とりあえず、進もう
黒斗「・・・なんか、大きい扉があるんだけど」
すっごい大きい扉。しかも、なんか鎖的なもので錠されているんですが・・・
・・・・・完全にボス部屋じゃん
適当に歩いてたらボス部屋についた。
え?ここって王城の中だよね!?
いや、そんなはずはない。
そうだ、ここが大広間だな。
ハッハッハ、アヤウクダマサレルトコロダッタゼ!
ここは、普通に入るべきだな。
黒斗「遅れてすみませーん!」
俺は、鎖を地魔法で作った鍵で開け中に入った。
中には・・・
紫色をした鎧がいました。
頭から青白い炎をだし、剣を地面に突き刺した状態で立っていた。
デュラハンですか・・・
思いっきりボスじゃん。
デュラハン「ほう、ここに人が来るとはな」
しゃ、喋った―!
って、声帯ないのにどうやって喋ってんだよ!
デュラハン「このダンジョンが崩壊した後、この地下にあった裏部屋だけが無事に残った。
その後、この地に王国が立った。それから時がたち王国の3代目の王は、この部屋に気付き封印を施した。
それがもう、500年前の話しだ・・・」
なんか、語りだしたんですけど。
ダンジョンって崩壊するもんなんだね。
てか、封印されたのが王国が立ってから結構年月立ってからって、どんだけ存在感ないんだよこの部屋。
デュラハン「さあ、挑戦者よ。いざ、死闘を繰り広げようではないか!」
そういうと、デュラハンは剣を抜き構えた。
いやいやいやいや、初戦闘がいきなりラスボスとかどんなムリゲーだよ!!
と、とりあえず鑑定をして見るか・・・
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裏ボス:デュラハン
Lv102
HP:A
MP:A
筋力:S
魔力:B
精神力:A
生命力:A
運:B
スキル
・剣聖 LV80
・縮地 LV56
・闇魔法 LV55
・魔剣使い LV88
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へぇ~、モンスターってこうやって表示されるんだ~。
裏ボスだしレベル高けぇ~し
俺、武器防具何もないんだけど。
ああ、これ俺オワタ。
デュラハン「ふん、来ないのか。ならこちらから行くぞ!」
デュラハンが、すごい勢いで距離を詰めて、剣を横なぎに振るってきた。
俺は、しゃがんで躱し、相手を蹴る。その勢いを利用し、後ろに飛び距離を置く。
あぶね~!
危うく真っ二つだよ!
レベルが上がりました。
レベルが上がったんだけど今そんな場合じゃない。
エルダ(レベルアップ宣言を小音モードで流しますか?)
世界の声的なものを操作できるんですねエルダさん・・・
お願いします。
エルダ(わかりました。)
デュラハン「ほう、今のを躱すか。手加減していたとはいえ中々楽しめそうだな。」
黒斗「いやいや、今危なかったから、ただ運がよかっただけだから」
デュラハン「やっと、喋ったか。舌がないと思ったぞ」
黒斗「いや、他にもいろいろ原因考えられるだろ!」
デュラハン「そんなことはどうでもいい。次はこれだ!」
黒斗「だからあぶねーって!」
デュラハンが三連続斬りを繰り出してきた。
俺は、ぎりぎりでまた躱す。
デュラハン「ほう、これも躱すかでは、もっと早くいこうか。」
黒斗「いや、こっちは、武器も防具もねーんだよ!死ぬわ!!」
俺は、入ってきた扉まで駆け出すが・・・
デュラハン「言っておくが、この部屋に入ったらお前と私どちらかが倒れない限り扉は開かんぞ。」
そう言いながら、切りかかってくるのやめてくれないですかね!?
黒斗「そういうことは早く言えや!それと、斬るのか喋るのかどっちかにしろよ!!」
デュラハン「・・・」
黒斗「斬ってくるんかい!!」
まぁーそりゃそうだろうけど。
それから、しばらくデュラハンの攻撃をひたすら繰り返す作業が続いた。