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ある日、大きく人生が変わりました。  作者: 如月 那乃華
第1章.知らない王国
2/5

2.衝撃発言

しばらく、更新できないかもしれません…。


「う…」


ここは、どこ、だっけ。

……!!…逃げなきゃ。

あの男が来る前に、逃げないと…!


ガチャン。


…来ちゃいました。

逃げようとしたのに、来やがりました。

…アンタ、ホントに誰!!


「……」

「…」


何か喋って!?何したいの!?…わかんないよ!


「…あの。貴方、誰?」

「……」


だから喋って!?…水いらん。

…でも、喉渇いたな。

……ありがたーく、貰いましょうか…。


「……、どうも」


水を飲むと、すぐに喉の渇きがなくなる。

…美味しい。

………じゃなくて!喋って。


「言葉、わかりますか…?」

「…ああ」


しゃっ、喋ったぁぁー!!…お化けじゃないもんね。

大丈夫だよね?…すごい怖いんですけど。


「今になって喋るんですか」

「飲んでくれないから」

「は?」

「だから、飲んでくれないから」

「薬でも入ってんですか?」

「いや?何も入ってないけど?」

「入ってねーのかい」


入ってないなら、なぜに飲ませる。


「食べ物より水の方が大事だから」

「…心、読んだでしょう」

「読んでない」

「意地張るねぇ。…呆れ果てるわ」


そういえば。


「ここ、どこ?」

「ナルガイト王国だ」

「…は?…王国?……ここ王宮?」

「そうだ。ここは王宮だ」

「………失礼しました。帰ります。お世話になりました」

「…いやいや、行かせない」

「…なんで?」


ふざけないでほしい。

こんなヤバいとこ、いたくないし。

…引き留める理由がないでしょう、アンタ。


「君のことが好きだから」

「…はい?ふざけないでくださいます?」

「ふざけてない。…本当の事だ」

「やっ、やめてよ。帰る。帰ります!」


もうやだ!なんなんですか、この人は!すごい迷惑なんだけど!!


「帰るところなんて、ないのに?」

「……っ。なんで、そう思うの?」

「何となく、かな。でも、きっと君は異世界人だ。だから、帰る場所も無いだろう」

「…ええ、ええ。その通りよ。…私に帰るところなど、ない。」

「ここにいればいい」

「はい?……無理。嫌。死ぬ」


こんな衝撃発言、良くできるね。

…帰りたい。


「帰ると言っても、帰さない。縄で縛ってでも、引き留める」

「…バッカじゃないの。そんなんで…」


言うことも聞かないし、縄を切って、逃げてやる───


こんな奴の事など、一つたりとも聞くものか!

また、今度!

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