表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私の中の世界

作者: 北本てつ

雲が晴れたのに真っ暗な昼下がり。まるで夜である。

なぜこんなに暗いのかというと最近太陽がサボりだしたからだ。一日中暗いと気が滅入ってくる。


太陽が光を与えてくれないというのは地球にとって死活問題でありとあらゆるところに影響が出始めている。一番身近なところで言えば私が仕事に行かなくなった。


というのも先日仕事の帰り、何時ごろだったか?なにしろ一日中暗いので時間が分からない。とにかく会社からの帰り道近所の畑で私は見てしまったのだ、日光を浴びることができずに枯れてしまった野菜達がもぞもぞと動いているのを。やつらはとても苦しそうに動いていたかと思うと突然立ち上がったのだ。野菜が立ち上がるというのは実に奇妙で、なぜなら野菜に足は無いはずですやん?それでもやつらはスクッと勢いよく立ち上がり不気味な笑い声を上げながらものすごい速さで畑から走り去ってしまったのだ。


以来、私は怖くて外に出ていない。


しかし、野菜が二足歩行しだしなんていうのは実はもう珍しいことではない。初めのうちこそニュースなどで取り上げられていたが最近じゃ当たり前の事象となっている。


特に害を加えるわけでもなくただうろついているか走っているか、たまに驚かされるくらいだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ