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第八章 焼肉

第八章〜 焼肉 〜


瑞稀が怪我をしたことを知らない出雲と聖純はのんびり買い物をしていた。


出雲「今度はデパートには行かないんだね。」


聖純「デパートよりスーパーの方が安いですしね。」


出雲「今日の夕飯は何?」


聖純「豪勢に焼肉なんていかがでしょう?」


出雲「え?焼肉?わーいわーい!!」


聖純「…今度は迷子にならないで下さいね。」


出雲「うっ・・・。」


そうして、二人は肉売り場に行く。


出雲「このお肉がいい〜。」


それは、ステーキ用の分厚いサーロインだった。


聖純「いや、ステーキじゃないんですから。」


出雲「これを薄くきれば問題ないよ!」


聖純「そうですねぇ。・・・では奮発しちゃいますか。」


出雲「やったー!!」


そうして、サーロインやらバラ肉やらカルビやら色々な肉を籠に入れた。


次は野菜売り場に行くようだ。


出雲「・・・野菜嫌い。」


聖純「駄目ですよ、好き嫌いは。」


出雲「・・きっと、みんなも嫌いだよ!!」


聖純「皆とは誰ですか?瑞稀は野菜大好きですよ?


僕も好きなわけではありませんが、食べますし。空龍も食べる思いますよ。」


出雲「そ、そう。で、でも!今は野菜高いよ!!」


聖純「今日は奮発して豪勢にしますから大丈夫です。

   しかももう少ししたらタイムセールで野菜の詰め放題で1袋500円ですから。」


出雲「そうね。じゃあ瑞稀に食べさせてもらおーっと!」


聖純「抜け駆けは駄目ですよ。(笑・ブラック)」


出雲「・・はい。」


聖純「そういえば、あの二人大丈夫でしょうか?」


出雲「平気なんじゃない?瑞稀、意外としっかりしてるし。」


聖純「そうですね。」


―あと1分でタイムセールが始まります。準備をしてください。―


聖純「始まりますよ!出雲!準備です!」


出雲「はい!隊長!」


そうして、野菜の詰め放題が始まった。


聖純「結構詰められましたね。」


出雲「そうだね。」


聖純「そろそろ三時間なんで、帰りますか。」


出雲「そうだね。」


そして、家に向かうのだった。


聖純「ただいま〜。」


出雲「ただいま!!・・・あれ?瑞稀?空龍?」


聖純「いませんね。」


出雲「どうしてだろう?」


聖純は暖炉の方を見た。


聖純「血?!瑞稀のでしょうか、病院に居るかもしれません!」


出雲「い、行こう!!」


二人は帰ってきてそうそう、病院に向かう。


瑞稀の容態はどうなのだろうか。




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