最終章 最後の夜・最後の朝
第十三章〜最後の夜・最後の朝〜
瑞稀「ふぅ。涼しい。」
空龍「何言ってんだよ。まだ5月だから当たり前だろ。」
瑞稀「あっ・・・・。空龍じゃんか。何してんだよ。」
空龍「あの2人、俺に寝る場所くれねーから。」
瑞稀「あっそうか。俺のベット使っても良いよ。」
空龍「お前は?」
瑞稀「俺は買出し。やっぱ明日から旅行きたいからね。」
空龍「この時間にか?」
瑞稀「うん。売ってるよ。『風封尽』なら。」
空龍「送ってく。」
瑞稀「良いよ。どうせ、歩くから。」
空龍「俺は風の神だぞ?」
瑞稀「・・・神?」
空龍「知らなかったのか?風の本持ってるって言ったじゃねぇか。」
瑞稀「本と神って一緒なのか?」
空龍「あぁ、本に選ばれて、所持してる奴がその属性の神。」
瑞稀「・・・じゃあ、俺は炎の神?もしかして『炎帝』?」
空龍「あぁ。そうなるな。」
瑞稀「俺が炎帝かぁ。じゃあ、本が真っ白なのって呪文でも書いてあるのか?」
空龍「そうだ。自分が神だと自覚して、それをしっかりと意思を持つと呪文が読める。」
瑞稀「へぇ。帰ったら見てみるか。」
空龍「呪文は、俺はまだ5個くらいだけど。
心の強さ・体力・知力・自覚などによって数が変わる。
あと経験で増えていく。」
瑞稀「俺、何個だろ。まだ見えないかもな。」
空龍「じゃあ、行くぞ。flight。」
空龍が何かを唱えた。
すると、風封尽についた。
瑞稀「スゲェ。じゃあ、大量に買っても平気だな。」
空龍「あぁ、多分。」
瑞稀は物を物色し始めた。そして、レジへ向った。
店長(女)さんが言った。
店長「あれ?瑞稀君じゃない。また図ったわね。今の時間のタイムサービス。」
瑞稀「この時間が一番やすいですからね。」
店長「まったく。まぁ良いわ。
かなりの量だけどタダ。こんな量買うって事は、旅に出るのね。」
瑞稀「はい。出来れば明日。遅くても1週間後には。」
店長「悲しいわね。瑞稀君が居なくなるのは。」
瑞稀「大丈夫ですよ。」
瑞稀は微笑んで店長さんを見た。
店長「旅中でも欲しい物があったら何でも言ってね。はい、電話番号。
すぐに振り込んであげるわ。」
瑞稀「有難うございます。とても、助かります。では。」
店長も微笑んでバイバイと手を振った。
そして、瑞稀と空龍は店を後にして大量の荷物を持って空龍の術で家に着いた。
瑞稀「あーぁ。もう4時じゃないか。」
空龍「そうだな。」
瑞稀「少し寝なよ。俺は火の本を見てくる。」
空龍「///なぁ、一緒に寝ないか?」
瑞稀「・・・はぁ?俺は眠くない。勝手に寝てろ。」
空龍「・・なら良い。」
瑞稀は本を取って何処かに行ってしまった。
瑞稀「何なんだ、あいつは。」
さて、と、本を開く。
瑞稀「あっ・・・。」
呪文が書いてあった。呪文は英語だった。
見たところ、6個あった。
瑞稀「空龍に勝った。」
微笑んだ。
そして、本に触れていたら不意に、思い出した。父さんのこと。
涙が出そうになったけど堪えた。
何故思い出したのかは分からないけど。
乗り越えてきた辛い事、楽しかったこと、うれしかった事、悲しかったこと。
それが心の強さかな?と思った。
そしたらまた、呪文が増えた。
7個。7個の術。
[Fire][ Flame][ Shimmer][ heat ][ invitation to freedom][Fiery zeal][ antipyretic]
7個。
そして、朝になる。朝食を作る。
聖純「あれ?瑞稀?!」
瑞稀「何だよ。」
聖純「珍しいですね。瑞稀が早起きするなんて。」
瑞稀「だって、今日旅でるんだもんな。」
聖純「今日ですか!!」
瑞稀「うん。」
聖純「支度はすぐに出来ますけどね。・・・まぁ良いでしょう。」
瑞稀「よっしゃ!」
聖純「出雲を起こしてきましょう。」
瑞稀「じゃあ空龍起こしてくるよ。」
そういって4人がリビングへと集まった。
瑞稀「今日旅に出ることになりました。」
出雲「ほんとに!!やったぁ!」
瑞稀「なので、今日がこの家での最後の朝食です。だから、ホットケーキで!」
出雲「やった!大好きホットケーキ。」
聖純「祝い物でもないですけどね。」
瑞稀「良いんだよ。日常的で。」
空龍「確かに日常的な朝食だな。」
そうして、出逢って1日を過ぎ。旅へ。
でもまだ。このお話は終わらない。
最終話ではありますが、まだおわりません。
まだ、続きを書きたいと思います!!




