第一章 理由
長くなりそうですが、第一部ではまだ旅にはでません。では、『bond of flame』第一章「理由」お楽しみ下さい。
第一章〜 理由 〜
いつも、平和なこの村の端に赤い屋根の2階建ての家があった。
その家には、ある伝説の本を持つ者、
火を司る神とされる瑞稀
水を司る神とされる聖純
雷を司る神とされる出雲
その、三人が住んでいるのだ。
本人等は本は持っているが、神だということは知らないらしい。
説明はこれくらいにして、
・・・なにやら、今日は騒がしい。
聖純「瑞稀!起きてくださいよ。」
瑞稀「ん〜?朝かぁ〜?・・・もう少しくらい寝かせろよー。」
聖純「朝食当番、瑞稀ですよ?」
瑞稀「ゲッ・・・・ 何作れって?」
聖純「それは瑞稀にお任せします。」
出雲「飯まだ〜?おなかすいたー。」
瑞稀「….ダー、もう!作れば良いんだろー!!その代わり、文句言うなよ。」
調理中
俺等・・・神良 聖純・雷夢 出雲
そして、俺、火炎 瑞稀は同居しています。
まぁ一応女の俺が何故こんな奴等と一緒にいるかと言うと、
互いを信頼しているのが一つ。
もう二つあるんだけど、もう二つは・・・
瑞稀「完成〜!」(トースト一枚、りんご・・・・以上!)
出雲「パク..パク…..」(←口に入れば何でも良い)
聖純「普通に食べれますけど・・・少ないですよね。」
瑞稀「文句言うなってば〜!」
伝説と、約束だ!!
伝説には・・・
『この世には伝説の本が四つある。
それは、水の本、火の本、雷の本、風の本。
この中の水・火・雷が揃い心が一つになれば道が開く。』
ってな。だから、約束したんだ。
もう、「死ぬ…」と言ってた俺等だけど一緒に頑張ろうってさ!
瑞稀「朝食終了!!・・・さてあの伝説の続きを読もうかな〜。」
出雲「もう、本揃ってんでしょー。」
瑞稀「え?あ、あぁ。伝説の中の風の本ってのが気になるけどこれから調べる。
それに…つーか、何も起こらないのは気持ちが揃ってないんじゃないの?」
出雲「だったらさ!旅!行こうよ〜!た〜び〜!!!」
聖純「旅・・・ですか。」
瑞稀「良いけど、無計画?」
出雲「そー。その方が心が1つに!!」
聖純「・・・・・・・・・・・・・はぁ。」
瑞稀「・・・・・・・・・・・別に良いけど?」
出雲「え?ホント?ワーイ!ワーイ!!」
聖純「み・・・瑞稀まで。仕方ありませんね、行きましょうか、旅。」
出雲「ワーイ!さぁ〜行こう!」
瑞&聖「「おい(あの)・・・ちょっと待てよ(待ってください)!」」
聖純「せめて一週間後で・・・。」
瑞稀「そうそう。」
出雲「・・・・・・・ハーイ。」
って事で、半強制的に旅に出る事になったのだった。
第一部もどのくらいになるかは分かりませんが。付き合ってください。