1/6
零ノ刻 始まりにして終わりの語り
*この物語には、BL要素が多数含まれております。軽いものですが、手違いで来てしまった方は、「戻る」を連打してください。
いいんですね?
後悔しませんね?
アナタは、この物語を信じますか?
アナタは、永遠という名の愛を信じますか?
この問いを、私は何年にも渡り、人に問いかけてきました。
いつか、私の求める答えが聞けるまで。
しかし、決して彼らを超える答えを出せる者は、現れないでしょう。
私が見てきたものは、2人の青少年たちが歩んだ、2人の物語。お互いを本当に必要とし、お互いを守り続けた、そんな2人の物語。
神、箱庭、高天原、十二天将、安倍晴明、そして…、『立花』。
このすべてのキーワードを使って、アナタ方に語りましょう。
2人の物語を…。
**** ****
「ねぇ、聞いて。僕は、ずっと、アナタに言いたかったんだ」
「何を?」
「…あのね、――――――――」
*次回予告*
現世に蔓延る怨霊の影。嫉妬、憎悪、人の醜い怨念が霊魂を飲み込み、人間に危害を加える。それを祓うために現世に派遣されしは、
『繭から生まれし鬼子たち』