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【第3章完結】蒼の守護と碧の命運  作者: 河松星香
第2章 深海に潜む宝玉

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02-34 友愛・真実・勝利

 昼を過ぎ、広々とした芝生エリアへ着くと、晴天の空を見上げた。恒陽(ロギシュム)がさんさんと金色に輝き、巻雲が西の空に架かる。


「改めて見ると、パライバトルマリンは綺麗だなぁ……」

 雅稀はペンダントトップを掴んで恒陽(ロギシュム)にかざす。


「まだ感動してんのかよ」

 利哉はいつまでも感心している雅稀を嘲笑する。


「ああ、まだ感動することはあるぜ」

 雅稀は涼しい顔をしながらパライバトルマリンを眺める。


 利哉は訝しげな面をして、雅稀が言うようにパライバトルマリンを陽の光に透かしてみる。

『Toshiya Haruna』とレーザー刻印された自身の氏名が浮かぶと共に、角度を変えるとティファニーブルーに一瞬輝いた。


「はは、こんなに美しかったら、心が奪われるな」

 利哉は深海に眠る宝玉の魅力を知らずにいたことに少し恥をかく。


「友愛、真実、勝利。これらの石言葉を忘れずに、今日も頑張ろう」

『Kazuto Rune』と刻まれた一翔の本名とネオンブルーに輝くパライバトルマリンを彼の目に焼きつける。


「そうだな。いくら夏休みだからと言って、体を動かさないと(なま)ってしまっちゃ大変だ!」

 雅稀は東に生い茂る林に体を向け、アスレチック場へ駆け出した。


「待ってくれよー!」

 利哉と一翔は彼を追いかけるように、アミューズメントエリアが設置されている方角へ走り出した。



 雅稀らは期末試験を乗り越え、足早に海底都市へ足を運び、シェリル族の珍しい食文化と伝統行事に触れ、そしてムージェス海底火山で採れる深海に眠る宝玉に出会った。


 パラマリン採掘場で、秘密兵器である絡繰り人形と戦うという想定外の事態に巻き込まれ、一時苦戦したものの、3人で協力して撃つことで、勝利を勝ち取った。


 パライバトルマリンの石言葉にあるように、彼らの友情や絆に該当する『友愛』、フォール=グリフィンからGFP学院を守りたい意思と緑に光る目を解決したい真心の籠もった『真実』、フォール=グリフィンや己に打ち勝って手に入れたい『勝利』。

 これらの気持ちが重要であることを学んだ。


 赤階級(ロドゥクラス)に昇格したとは言え、12ある魔法戦士の階級のうち、下から2番目であり、上には上がある。


 雅稀らは友愛、真実、勝利を胸に、上の階級を目指しつつ、日々の修業はもちろん、学業にも励むのであった。



  ――第3章へ続く――

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