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2.本当に神様引いちゃった…?

〜神降臨〜

神様のセールストークをお楽しみ下さい。



ー大将の嘘つき…私の人生長くなかったよ……ー





ん…んん…眩しい…? あれ?痛くない?

てか…ここ、どこ?  病院…でもないわよね…



〈おめでとーございまーす!貴女は、見事転生枠を引き当てました!しかもこの私付きのねっ!滅多にないですよー、いやぁ豪運ですねー!〉


「きゃあっ!! 何?誰? 何を言ってるの?」


〈あぁ、すみません。驚かすつもりは無かったのですが、ついテンション上がっちゃって…説明要ります?〉


「……出来ればお願いします……」


〈デスヨネー!では、えー…

あなた薄井 幸来さらさんカッコ23歳は、車に轢かれて死にましたが、めでたく人間に転生出来る事になりました。しかもわたくし神が自らサポートしますので、色んなスキルを付与する事が出来ます! 以上 〉


「以上って…足りないっ!…圧倒的に情報が足りな過ぎます!え?…死んだ?そうね…そこまでは理解します、そのあと!転生?神様?ええ?どゆ事?」


〈え?死んだ事はすんなり理解するんだ?まぁ…こちらとしては騒がれてたりするよりはいいけど…君アッサリしてるね?未練とかないの?あっ!詳しい説明欲しい?

えっと…薄井 幸来さらさんは、九州の田舎に生まれ…高校まで普通の高校生として田舎で育ったけど、急に両親が借金苦で自殺しちゃって…その借金を返す…〉


「ちょー!私の事はいいんですっ!未練も無いし、私が死んでも困る人も悲しむ人も居ないから!そうじゃ無くて、そのあとからお願いします、転生ってもう一度人生をやり直すんですか?それにスキルって…なに?」


〈んーおかしいなぁ…君と一緒に来た子は、死んだ事は受け入れずに、転生とスキルに関してはすぐに受け入れたって聞いたんだけど…〉


「え?一緒に来た子って?私の他にも誰かいるんですか?ここには私しか居なかったですよ?」


〈あぁ…あの場で一緒に死んじゃった子がいたんだよ、あの事故で…予定外の不慮の事故ってやつ。

本来の筋書きはこうだ、


聖女を必要とする異世界からの召喚に君が選ばれた。

何故かと問われたら…身寄りが無く他人との付き合いが希薄だったから、かな?


そしてあのガチャでスキルやサポートする相手が決まる様になってたんだ。ここまではいい?


そしてここで予想外の事が重なった、1つは君が1回目でこの私を引いた事、その確率は天文学的数値だ…

本当は100連したぐらいじゃ絶対に引けない筈だったんだよ?なのに1回目って!何それ?徳を積もうが、人生何周してもそんな豪運訪れないよ?まぁ私も暇だったしそれはいいんだけどさっ、やるからには頑張るよ?


そして2つ目はあの場所に車が盛大に突っ込んで来て、二人の女の子が死んじゃった事…。君とさっき話した子なんだけど…本来君だけを召喚の儀に送るだけだったのが、一人多いししかも死んじゃったしって、こっちは大慌てさ!


なんか手違い?みたいな感じで、申し訳無いから転生か転移か選ばせてオマケにスキルを一つあげようってなって…あれだよ詫びスキルだよ。


んで、その子はそのまま転移する事を選んだらしいよ、スキルはっと…ん?完璧な容姿…?ナニコレ?……ふんふん、なるほどね〜。今その子の担当に詳しい事聞いたんだけど…聖女職の特典と、記憶も持ち越せるって説明したら…特別なスキルよりも容姿を選んだんだって!…まぁ人それぞれだよね? ここまでが予想外の出来事。


そして今度は君の番って訳なんだけど、君の場合はまたちょっと特殊なんだ…さっきも話した様に神々の頂点に立つ私が君の担当…相棒になったって事と、付与スキルが99個選べるって事!これすごくない?

通常50連ガチャが100連になってたとこからもうラッキーなのに、しかも付与スキルが99個!普通多くても3〜4個になる様に調整されてる筈なのに…


でも、前代未聞ではあるけれど…君の生前の人柄と、私が担当する事が考慮されて、他の神たちを黙らせる事が出来たんだ!だから遠慮なく99個選んでいいよ!


それとスキルは色んなのがあるから相談しながら決めてもいいし、向こうの世界に行ってからでもいいからね!


そうそう…ところで君は異世界で生まれ変わって人生一からやり直す?それともこのまま行っちゃう?

さっきの子が聖女職で行ったから、君は好きな職業にしていいよ?勇者?女騎士?魔法使いとか…変わり種で、悪役令嬢なんてのもあるよ?

なんなら性別変えてあげようか?ほら?私、君達が言うところの"全智全能の神"だからっ!


えっ?ちょっと?なんでそんなヘロヘロになってんの?ここはもっと喜ぶところでしょ?えっ?私の説明長かった?それとも君も聖女職が良かった?聖女職人気だからなぁ〜、私としても君みたいな子にこそ聖女職に就いて欲しかったから…私としては大歓迎と言うか…当初の目的通りだから有り難いまであるよ!

よし!君も聖女で行こう!赤ちゃん聖女も悪くない!〉


「だぁーーーーーーーーーーっ!!!!!!!」


〈わぁっ!なんだい?急に大声出して…どしたの?〉


「ちょっと待てぇ!"ここまではいい?"からが濃すぎるんじゃあ!……そして圧倒的に情報過多!そもそも、私に拒否権無いんですか?

私は…転移も転生も無しで土に還りたい…。」


〈えー!うそうそ?この条件断るの?

あ〜不安なんだね?大丈夫大丈夫!私がついてるし〜、便利なスキルも付け放題!ねっ?言う事無し!だから聖女やって〜!神からのお願いっ!〉


「無理無理無理無理無理ぃぃー!絶対にっ無理〜」


こうして一話目の冒頭へと繋がるのだった…


〜次回、薄井 幸来さら本心を語る〜 お楽しみに!




         




本日2本目の投稿となりましたが、

頑張って毎日投稿を目指しますので、

ブックマークなどで応援していただけると嬉しいです!


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