2,転生先は…
書き溜め尽きたら更新速度遅くなります。ごめんなさいm(._.)m
よし、先に謝っといたからのんびり出来るわ〜
…嘘ですすみません。なるべく書いていきますのでよろしくです。
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???
「君にあげた力、やっぱりあの星だとあまり使えなかったみたいだね。今度はちゃんと使える世界に送ってあげるからね」
…誰かが喋っている。目を開けられない。体の感覚も無い
俺は何も出来ないまま、ただじっとその声を聞いていた
「…そうそう、1人じゃ寂しいだろうから友達も一緒に送るよ。楽しんでくれるといいな」
思考がぼやけて何も考えられない。
ただ、俺の意識にその声が響くだけ…
「君は君の思うようにすればいい。まあ、どんな道を選んでもそれは僕の思い通りなんだけどね」
その声は楽しそうに、でも少し寂しそうにそう言った、ような気がした
「君と、君を取り巻く出来事は、僕のシナリオの中でも特に面白いんだ。きっと君なら僕を楽しませてくれると信じているよ。そして、出来るなら僕の予想を超えて欲しい。それこそが僕の望みだ。頑張ってね、英介くん」
俺はどんどん薄くなっていく感覚の中で、
ああ、任せろ。
と言っていたような気がする……
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「ふふっ、任せろ。なんて頼もしいこと言うなぁ」
でも、嬉しい。あの子ならきっと出来る。
そう確信している僕がいる。
だからあの子はいずれ僕にたどり着くのだろう
「待ってるよ、英介くん。」
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ん?なんか空気が変だ
いや別に汚染されてるとかそういうのじゃなくて、なんというか地球のものじゃないみたいな…
それが頭に浮かんだ瞬間、俺はガバッと体を起こして、貧血でまたぶっ倒れた
あー頭がー
今度はゆっくりと体を起こす
周りを見渡せばいかにも異世界のような、というか魔界みたいな場所があった
木がぐにゃぐにゃしてるし、空赤いし、遠くの方には魔王城みたいな城まで建っている
「どーゆー状況?」
まずは人を探すべきなのだがどうも体が重い。立ちたくもないなぁ、誰か見つけてくれないかなぁ
……誰も来ない
こういう時って誰か来て俺を案内してくれるんじゃないの?
世界はそんなに甘くないらしい…
「はぁ~、歩くかぁ~」
「どこまで行くんだ?」
「あぁ、ちょっと近くを散策して情報をぉぉお!?お前誰ー!?」
え、何こいつ怖い
マジで無音で来るじゃん
てか角生えてるし
「はぁ?寝ぼけてんのお前。なかなか帰ってこねぇから探しに来たんだよ。何してんのかと思えば昼寝かよ」
いやいや、誰だよお前
てかその見た目はなんなんだ
とは言えるわけが無いので「ああ、悪ぃ」とだけ言っておく
「巡回中にあんまりふらついてると長官に怒鳴られるからな。俺が見つけた時は適当に言い訳してやるが、他の奴に見られたら終わりだぜ?親友であるこの俺に感謝するんだな」
「いやー、マジ助かったありがと」
親友って言ってたし口調はこれで良さそうだな
「ま、今日は珍しく、スタンピードもなかったからな、軍もそんなに動いちゃいない。運が良かったな」
「はは、そうだな。てかスタンピード起きなかったのいつぶりだ?」
スタンピードって言うとゲームとかにあるモンスターが溢れ出てくるあれか?
いまいち現状が分からん
もっと情報を聞き出さないと
不自然にならないよう気をつけて…
「ん〜、いつだろうなぁ、少なくとも俺たちが産まれてからはずっとあったんじゃないか?」
そ、そんなにあるのかスタンピード…
「てことは今日なんか異常なんじゃないか?今日急にスタンピードが起きなかったなんて」
「きっと魔王様にも色々と事情があんだよ。今までずっと起こしっぱなしだったから休んでんじゃねぇ?」
魔王が起こしてたんかい!
自軍の育成のためか…?
いや、そうじゃない
尚更おかしいぞ、俺がこの世界に来たこのタイミングで偶然魔王がスタンピードを起こさなかったなんてありえないだろ…
「おいおい、そんな難しく考えるなよ。俺まで不安になってくるじゃねぇか。さっさと駐屯地帰って飯食おうぜ」
「あ、ああ。飯食べりゃ気も収まるか…」
とりあえずこいつについて行ってみよう。軍ならあちこちの情報も集まるだろうしな
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兵舎食堂
「うっ、おぇぇ」
「おいおい、ほんとにどうしちまったんだ?いつも普通に食ってたじゃねぇか」
これをいつも!?どうかしてるぜ、こいつら…
「今日はちょっと調子が悪くてな…。俺はそろそろ休ませてもらうよ」
そう言って立ち上がった時、俺は重要なことに気がついた
ん?俺の部屋何処だ?
「どした?」
「……悪ぃ、ちょっと体に力が入らねぇ」
俺はいかにも力が入らなかった感じで再び椅子に座る
「おうおう、肩貸してやるから、早く戻るぞ」
心配してくれるこいつには申し訳ないが、丁度いいしこのまま連れて行ってもらおう
「ふう、しっかり休めよ。明日も仕事があるんだからな」
「ああ、ありがとな」
扉が閉じてしばらくして、俺はベッドから出て、部屋を調べた。
調べた結果、こいつがミニマリストということが分かった
こんなん5分で終わるわ!
こういう時に前の体の持ち主が日記でも書いててくれりゃあ良かったんだが、そんなものはなかった
「はぁ、こりゃ明日から大変だな。さっさと寝てしまおう…」
俺は現実逃避するかのようにベッドに入り、いつの間にか寝ていた
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「おーい、おーーい、おーきてーー。……………………起きろっつってんだろうが!」
「いや情緒不安定か!」
いきなり怒り出すとはなんて理不尽な…
「ナイスツッコミ~」
「こっちは寝起きだってのによぉ~」
「日本人たるものどんな状況でも即座に突っ込めないとね」
いやどこの思想だよ、大阪にもいねえだろそんなやつ
いや、それは大阪の人に失礼か
「ふふふ、君が日本人だということはよくわかった!これで心置き無く話せるよ」
「今の突っ込みで得られた情報ほぼ皆無だろ…。それに俺みたいなのはそんなに居ない気もするが…、まあいい。で、何を話すって言うんだ?」
「君が求めているものさ」
俺の求めているもの…それを知ってるって事は、こいつは俺の素性をわかってるのか
今のところ敵対する気はないみたいだし、大人しく聞いておくか
「自己紹介がまだだったね。僕の名はサータナ、君と同じ転生者さ。この魔界で魔王をやってるよ」
「魔界始まりのストーリーなんかあったかな…。あぁ、俺の名前は英介。日本では高校生だった。気づいたらここにいたから、サータナが居てくれて助かったよ」
「そうだよねー。いきなりここはきついよねぇ。まだ人間界なら良かったんだろうけどね」
ほう、ちゃんと人間界もあるらしい
「そうだ。魔王はさ、なんでスタンピードをずっと起こしてたんだ?」
「ん?ああ、あれね。あれさ~僕も起こしたくて起こしてるわけじゃないんだよ。神たちが魔界創った時にそういうシステムにしたんだって。で、魔王になったらそれの管理を任されるんだけど、めちゃくちゃ魔力吸われるし魔界から離れられないしで、もう詐欺に遭った気分」
「そ、そうか。魔王ってのも大変なんだな…」
「ごめんごめん、変な話しちゃって。まだ聞きたいことはあるかな?」
「俺、ここに来る時に誰かから友達も一緒に送るって誰かに言われた気がするんだが、ここにはいないのか?」
「うん、ここに居るのは英介君だけだよ。きっと人間界で転生しているんだと思うよ。それにしても、神と会話してるってことは君は正規ルートでここに来たんだね」
「正規ルート?裏ルートもあるのか?」
「うん、あるよ。正規ルートはあちらの世界とこちらの世界、両方の神が合意したうえで起こる転生、転移のことを言うの。裏ルートはなにか世界間での不具合が原因で起こる場合だね」
う~ん、俺の最後の記憶的に裏ルートな気がするんだが
まあそこら辺は今は重要じゃねえな
おいおい考えよう
「そうか…。じゃあ、とりあえず最後の質問。人間界に行くにはどうしたらいいんだ?」
「それは簡単だよ。僕が転移魔法で飛ばしてあげる。それが1番早いからね」
「じゃあ今で頼む。早めに友人と合流しときたいんだ」
「おっけー、また後で必要な事伝えるよ。それじゃ、いくよ~。頑張ってね~」
魔王の激励を背に俺は魔王が出した魔法陣の中に入った
なんというか、物事の進みが早すぎてよく分からんな
転移したと思ったら魔界だし、魔王が日本人だし
ていうかこの状況に驚かない俺ってなんなん?
あいつらは無事かなぁ、まあ無事だろうなぁ
だってあいつらだもんなー
なんてことを考えていたら視界が真っ暗になり、「さてさて人間界はどんなかな?」と思っていると急に目に光が入ってくる
「…ん?」
なぜか浮遊感と強風を感じる
なんとなく嫌な予感がして目を開けると、俺は真っ青な空を地面めがけて自由落下していた
「おいおいおいお~い!?」
なんでだよ!普通地面だろ!わざとか?わざとなのか!?
「あのバカ魔王がぁぁぁぁぁぁぁ!」
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魔王城
「ん~?誰か僕を呼んだかな?……気のせいか♪」




