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恥を知れ
三体の鷹人が短槍を構え、
少年たちを囲む。
少年の瞳が冷酷な光を湛え、
リーダーと思しき鷹人に斬りかかった。
剣と槍が交錯し、
鈍い金属音が響く。
「ここで何をしている」
ギリギリと剣を押し込みながら
少年が問う。
鷹人は
激しい憎しみを少年に向けた。
「恥を知るがいい、
人間よ!」
予期せぬ返答に
少年がわずかにたじろぐ。
鷹人は剣と槍が噛み合う箇所を支点に、
身体ごと槍を右に回転させる。
石突が少年の顔を襲った。
少年は辛うじて体を引き、
鷹人と距離を取る。
全身に満ちる憤りのままに、
鷹人は鋭く槍を突き出した。




