表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/289

期待

「止まれ!」


 いささか虚勢めいた制止の声が

 少年たちに降り注ぐ。

 村の門は閉ざされ、

 門の両脇の矢倉から

 弓を引き絞る若者の姿が見えた。

 少年たちは両手を上げ、

 敵意のないことを示す。

 王子が不服そうに顔をしかめた。


「俺たちは

 朱峰将軍の許で

 魔物の軍勢と戦うために

 草原の国から来た

 義勇の士だ。

 一夜の宿をお借りしたい」


 詐欺師が若者に向かって声を上げる。

 若者は値踏みするように

 少年たちを見遣り、

 ハッと何かに気付いたように驚くと、

 急いで矢倉を離れた。

 しばらくの後、

 村の門が開かれ、

 先ほどの若者の他に

 村長らしき老人が姿を現した。

 村長は少しばかり震える声で、

 少年に声を掛けた。


「あなた様はもしや、

 予言の勇者様ではございませぬか?」


 少年たちは戸惑いの表情を浮かべ、

 互いに顔を見合わせた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ