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 上半身を自らの血に染めて、

 虎人はよろめきながら数歩、

 後ろに下がる。

 少年の小剣は虎人の首を切り裂き、

 その傷口から命がこぼれていく。


「見事」


 虎人はかすれた声で少年に言った。


「だが、種は撒いた。

 私の役割は、

 もう、

 終わっている」


 その言葉を最後に、

 虎人の身体が膝から崩れ落ち、

 やがて物言わぬ骸となった。

 少年は小剣の血を払い、

 冷酷な瞳で虎人を見下ろす。

 小剣を鞘に納め、

 虎人の骸の向こうにある長剣を拾うと、

 少年は次に斬るべき相手を見据えた。

 少年の視線の先に、

 うなだれて地面に座り込む、

 商人の姿がある。


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