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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第8章 それでも進むしかない
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宣言

燃やすくらいなら、再利用した方がいい。

そんな提案をした大悟。

そこには、元主任研究員として、この施設への思いやりもあるのだろう。

様々な不幸があった。

今度は、この施設で幸福を。

それが願いだった。




「詳しいことは、この施設を出てから公表するよ。」




彼の言葉は、決意に満ち溢れており、熱意が感じられた。

この施設と一緒に育ってきた彼も、生まれ変わろうとしている。

その表れ。




「、、、そうだね。」




「確かに、もったいないかも。」




「どうにかなるかな。」




「彼が提案したのだし、彼に任せましょう。」




若葉、奏、俊、弓子。

彼らも、それに同意した。

やるべきことは決まったと。

その為に、出口に向かって歩き出す。

外から、光が差し込み、照らされている。

その存在感は、偉大で、美しく感じた。

何者も受け入れる。

その気概が、伝わってきた。

そして。




「ここまで、色々なことがあった。」




「色々な人の苦悩、死、別れ。」




「でも、後悔なんてしてはいけない。」




「そんなことしたら、それが無駄になってしまう気がするから。」




「むしろ、それを糧にして今後生きていきたい。」




「その第一歩として、持ち帰る情報。」




「これを世間に公表する。」




その宣言と同時に。

生き残った者たちの足が。

内と外の境界線を越えた。


遂に、外に。

そして、失った者たちへの宣言。

後へ、続いていくために。

もう少し続く予定です。

読んでいただきありがとうございました。

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