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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第8章 それでも進むしかない
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視線から逃れる

「お前の妹が行きそうな場所に心当たりはないのか?」




「、、、この施設からは、出てないと思う、それだけ、、」




早くも行き詰ってしまった。

別れた後の若葉が、何処に行ったのか分からない。

そこさえ分かれば、行動に移せるのだが、、、




「ちょうど使えそうなものが、ここにはたくさんあるよ。」




俊が周りを指さす。

そうだった。

ここには、たくさんの監視カメラ。

それを出力しているモニターがある。

ここで、何か異常が見つかったところに行く。

ひと先ずはそれでいいだろう。

数は多いが、全員で当たればすぐ見つかる。

そして。

その思惑通り、異常はすぐに見つかった。




「ここって、あそこのことよね?」




弓子が、指さしたモニター。

そこが映し出しているのは、例の場所。

章と一樹の最期の場所。

位置としては、真上から見下ろしている形。

何か遺品がないか探っただけで、場所までは動かしていない。

だから。

映像に、遺体が二つ写ってないと、辻褄が合わない。

その遺体が、映像からでは確認できない。

一体どこへ?


-----------------------------------------------------------------------------


大悟たちが、すぐ行動に移したこと。

それは、遺体の移動。

すぐ上に監視カメラがある。

誰かに、今この瞬間も見られている可能性があるということだ。

僕たちも、この二つの遺体も。

僕たちは構わないが、この二つの遺体は。

あまりにも哀れだ。

せめて、人目の届きにくいところに。




「運ぼう。」




「、、、はい。」




僕の視線を追って、監視カメラに気づいたらしい。

すぐに意図を汲み取ってくれた。

まずは、近くの教室に。

掃除用具が入っている場所の裏側。

軽く掃除をする。

一通り、終わったところで遺体を静かに安置する。

分かりにくいようにバリケードを作り、目立たなくした。

これでいいはずだ。




「何処に行く?」




「、、、たぶん、あの時、見張りが二人いた場所。そこに皆いると思います。」




「見張り?そんな場所が?」




「はい。」



若葉は奏に近づきつつあった。

今回は、軽めに御挨拶。

読んでいただきありがとうございました。

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