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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第8章 それでも進むしかない
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心の扉

見たところ、何の変哲もない女の子。

クラスにはたくさんの友達がいるし、きっと恋なんてものも経験しているのだろう。

でも。

そんな子が、あの表情を作ることが出来るだろうか?

世の中の全てを、憎悪する。

何者も寄せ付けない。

事実、大悟も足が竦んでしまっていた。



「、、俺じゃない!」




「俺はただ、探していただけで、これは、、」




「、、、そう!偶然見つけたんだ、、」




その目から逃れるために、必死に弁明をまくしたてる。

この機転の良さには、大悟本来の頭の良さもある。

口がうまいやつは、頭がいい。

頭がいいやつは、考えていることをどんどん口に出していく。

そのサイクルが止めどなく、繋がっているので、止まらない。

そのことから考えられた事実だ。

後は、相手の受け取り方による。

どうくるか?




「なら、一体何が起きたっていうの!」




「この二人は幸せになるはずだった、、、いや、なるべき人達だった。」




「こんな冷たい廊下に、転がっていい人じゃない!」




「温かい家庭で、温かい家で、温かい環境で、、、、幸せになるはず、、だった、、、、」




思いのたけを吐き出す。

その小さい体のどこにその力があるのか。

心の奥を、激しく揺さぶられた。

そして、それを感じ取る。

この子は、悲しんでいるのではない。




後悔しているんだ。




何に対しての後悔なのかは、分からない。

でも、この子一人に背負わせるものでもない。

だから、手を差し伸べて。




「君の知り合い?」




努めて明るい声で。




若葉は頷く。

声には、出さない。




「、、良かったら、何があったのか聞かせてくれないかな?」




寄り添う。

より、近くに。




「、、、、、、、、、はい、、」




若葉の心の扉は案外、簡単に開いた。





大悟の部分の続きです。

心に寄り添うことが出来るのか?

次回もお楽しみに!

読んでいただきありがとうございました。

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