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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第8章 それでも進むしかない
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崩れる

そして、物語は再び動き出す。

何者にも縛られず、ただ自由に。

そこから、得られるものは結果だけ。

それ以上でもそれ以下でもない。

起こってしまったことは変えようがない。

考慮しつつ、進める必要がある。


------------------------------------------------------------------------------


死体のポケットから見つかった手紙。




この施設の名前、知ってるか?

中央管理施設っていうんだ。

この中央っていう意味、分かるよな?

あるものが、中央にあるとして、その周りに付随するように様々なものが繋がっている。

中央、北方、南方、西方、東方。

中央、第一、第二、第三、第四。

この名称は、あくまで例えだ。

だが、事実だ。

この中央管理施設を潰したところで、まだ他がある。

お前らの努力は、無駄だったんだよ。




やることは決まっていた。

あそこだ。

無駄に厳重だった扉。

前には、警備が二人。

恐らく、それ以外にも何らかの警備システムがあるだろう。

そこまでして、隠したいものがあるということだ。

目の前にその片割れと、一人。

二人とも、当事者だったのだろう。

それを叶えることなく逝ってしまった。

だから、行くんだ。

残された者たちだけで。




「、、、、もういいの?」




「大丈夫、、、大丈夫、、、できるから、」




「無理はしてない、、?」




「行ける、、今なら、、、」




「リーダーの追いかけてたもの、その後を継ぐんだ、、」




「、、、、行こう、、」




奏、弓子、俊は真実に近づく。

この扉をくぐった先に何がある?

その為には、まず。

正面の見張り二人。





誰もいなかった。





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大悟は、やっと安全を確認した。

周囲には誰もおらず、一人だけ。

脅威だった章は、何故かいなくなってしまった。

色々な可能性を考えたが、よく分からない。

運が良かったということなのだろうか?

頭は今でも思考を続けている。

絶え間なく。

その間隙に、下から騒々しい音。

何があったのだろう。

再び、安全を確認。

大丈夫だ。

階下に続く階段を下りていく。

それは、すぐに目に入った。

折り重なる二つの物体。

呼吸が止まりそうだった。

だって、それは大悟にとっても追いかけてきたものだったから。

九重一樹。

九重章。

元主任研究員である大悟の目から見ても、明らか。



大悟の中の何かが崩れる音がした。





第6章からの続きですね。

過去編から戻ってきました。

次回は特に捻りなく、この続きになるかと。

読んでいただきありがとうございました。

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