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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第7章 舞台裏
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だって、今からは家族の時間なんだから

あの三人が気になる。

でも、今はあいつしか目に入らない。

新型研究員。

九重一樹の母親の皮を被った悪魔。

少し前に。



「別にお前がどう動こうが構わん、好きにしろ。」



「どうせここからは逃れられない。」



このような会話が為されたばかりである。

大悟は好きにしていい。

そんな風に受け取ったが、本当はずっと監視されていた?

あの三人との関係を疑われている?

泳がされている?

次々に、疑惑の念が浮かび上がってくる。

だとすると、この状況は非常にまずいのでは。

存在を近くしているのは、大悟のみ。

三人は、まったく無関心。

気にも留めていない。

その最中で、

三人が動き出した。

厳密には、二人。

一人は、おそらく見張りか何かで残していくのだろう。

二人は、二階へ。

一人は、残された。

となると、そいつが標的になるのでは?

そう考えたが。

新型研究員は、二人を追いかけた。

残っている奴は、標的ではないらしい。

 

狙いは、あの先頭のリーダーみたいなやつか?

とにかく追いかける。

二人は、踊り場で何やら話している。

何故そこで止まっている?

早く行けよ!

じゃないと。

後ろから、そいつが、、、


階段の上から、何やら落ちてきた。

階段状を転がり落ち、

やがて、

止まった。

それは、人間だった。

さっきのうちの一人か。

新型研究員は、残りの奴と二人きり。

嫌な予感がする。

止めないと。




「、、、、待っ、、、、て、、」




先ほど転がってきた人物が発した声。

懇願しているように聞こえる。

だが。



ごめん。



君のリーダーが、危険に晒されている。

そんな気がするんだ。

助けに行かないと。

足を上へ、上へと踏み出す。

その行動には、自分が助かりたいという面もあったであろう。

でも、この裏側には大悟の優しさも含まれていた。



先を急ぐ。

耳を澄ませば、大体の位置は分かるはずだ。

どこだ。

あの二人。

そう遠くはない。

次第に明瞭になる。

声が聞こえる。




「うーん、、、惜しいかな?」



「考え方としては、間違ってはいない。」



「でも、中身が違う、器が違う、、、そんなところ。」



「どこだ、どこにいる!」



「何々、急に怒鳴って。どうかしたの?」



「奏だ、どこにやった!」



「、、、あの貴方にべっとりしていた淫乱女のこと?」



「さぁ?私は階段で貴方から引きはがしただけだし。」



「それ以上は何もしていない。」



「まぁ、、、それ以前にあいつがどうなろうが別にどうでもいいじゃない?」



「だって、今からは家族の時間なんだから。」




関係者だったのか。

話を聞いてみた感じとしては、夫婦喧嘩。

まさしくそれだった。









そろそろ大悟視点で見た場合の例のシーンです。

乞うご期待。

読んでいただきありがとうございました。


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