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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第7章 舞台裏
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毎日が不満だった

そこからの展開は非常に早く、一瞬だった。

事件現場を警察が抑える。

その横に介入するようにして、九重一樹を奪う。

研究資料とするために。

本人に抵抗される恐れもあったが、杞憂だった。

襲撃時、本人は、顔色一つ変えず。

ただ、なすがままに付いてきた。


そして、九重一樹が中央管理施設の門をくぐる。

そこで初めて対面した。

もちろん、人対人ではない。

人対材料といった方がいい。

第一印象としては、こいつが殺人を、、、?

そんな心境。

自分とほとんど変わらないだろう容姿、雰囲気、言葉遣い。

その時は、感じなかったんだ。

一切。


危機感を感じたのは、突然。

大悟の年齢。

一樹の年齢。

二人の年齢は、変わらない。

そして。

大悟は、研究者として。

一樹は、実験材料として。

そのクラスに、配属された。

中央管理施設などと、命名されているが、表向きは普通の学校。

とすることになった。

一樹の能力を生かした待遇だ。

外部の人間にも、普通の学校としてしか認知されない。

普通の学校ということは、当然テストがある。

教師が生徒に物事を教え、生徒はそれを吸収して成長していく。

当たり前の縮図。

その成果を見るテスト。

そこでは、大悟が常に一番。

揺るがない。

はずだった。

油断さえしなければ。


その結果。

一樹は、数学、物理において一位を獲得した。

数ある科目の中で、研究者に最も必要な類の科目。

それの一位を取り逃した。

その結果が信じられなくて。

大悟は、一樹に対してきつく当たる。

お前などいつでも捻りつぶせる。

そう示すかのように。


一樹の方はというと、関心がないようだった。

まるでこっちが意識しているみたいで。

とても不快だった。



だから、ずっと。

ずっと、機会を窺っていた。

一樹が、勉強を教えている。

頭痛。

保健室に運ばれる。

自分で反省。

頭を冷やしたいと言って、一人で屋上へ。



俺は、その背中を押した。

その時は何も考えていなかったんだ。

疑われないように。

興味のあるふりをしていた。

一樹に対して。

それが功を奏した。

邪魔されることなく、遂行できた。



あいつは死んで終わり。

だったはずなんだ。


大悟の転換点ともいえる部分です。

過去編は、あと少し続きます。

では、また次回。

読んでいただきありがとうございました。

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