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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第7章 舞台裏
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疑うだけじゃ始まらない

あの後の経過。

ただ平凡に授業を受けていた。

これからも、ずっとそうなっていく。

そう思っていた。

でも。

光が見えたんだ。

僕の心に。

自分は、救われたがっている。

そこで行動を起こす。

何故か、全く反応しないクラスメイトと。

あいつが。



「ほう?まだ何か行動を起こす意思はあったのか。」



「別にお前がどう動こうが構わん、好きにしろ。」



「どうせここからは逃れられない。」



この言葉を背にして、扉の外へ。

今までとは、景色が違って見えた。

色づいて見えた。

目的も、はっきりしている。

ここから逃げ出す。

その為には。

一人の力だけでは、足りない。

協力が必要だ。

確かな足取りで、歩みを進める。

大宮大悟だった。


--------------------------------------------------------------------------------


決意は固めたが、まだ問題は山積みだ。

まず、ここに協力者なる人物がいるのかということ。

仮にいたとして、その人物は果たして無事でいるのだろうかということ。

この二点だ。

この広大な施設から、遂行するのは骨が折れる。

頭をひねる。

考える。

だが。

思いつかない。

方向性さえ定まれば、何とかなる気がするのだが。


しかし、彼は運が良かった。

こんな声が、スピーカーから即座に聞こえてきたからだ。



「どうしてこんな所に紛れ込んできたのかは知らないが、良かった。」



「計画のステップアップにそこの彼の助けが必要なんだ。」



「協力してくれるよね?」



聞き覚えのある声。

耳の奥にこびりついている。

九重一樹だ。

頭が猛烈に熱くなる。

抑えようとしても、抑えきれない。

落ち着け。

落ち着くんだ。

そう。

深呼吸。

一回。

二回。

三回。

頭がクリアになる。

もう一回整理しよう。

この声は、九重一樹。

確定だろう。

そして、気になる文言。

こんな所に紛れ込んできた?

そこの彼?


明らかに、誰かを指して言っている。

そいつは、侵入者だ。


そこから導き出されること。

救助?

その可能性もある。

だから、ここで渋っていても仕方がない。


彼は、再び動き出した。





ここまで読んでくださっている方々は、当然知っているかと存じますが、大悟はまだ全容を知りません。一樹が死んだことも、章が死んだことも。

そして、大悟の中では新型研究員。雅子も既に殺されています。

彼が、この歪んだ事実に気づくのはいつか?

ご期待ください。

読んでいただきありがとうございました。

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