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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第1章 気づけなかった僕の過ち
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影で暗躍する者たち2

一樹は深い闇の中にいた。

そこには光が届かなくて、自分の体の存在すら分からない。

僕は死んだのか?

放課後、屋上に行き、これからのことを考えていた。

その最中、白衣を着た何者かに背中を押され、地面に叩きつけられた。

ここまでは覚えている。

でも、そのあとどうなった?

僕は死んだのか?

それとも助かったのか?

僕の意識はここにある。なら、助かったはずだ。

ほら、光が見えてきた。



それは白い天井だった。

周りには、冷たい目をした看護師。

そして、レントゲンをこちらに見せて何かを喋っている医師。

次第に意識がはっきりとしてくる。



「バイタルに異常なし、その他反応もはっきりしています。」



「それは良かった、体に目立つ傷跡は残っていないか?」



「そちらのほうも問題なしです。実験に支障はありません。」



「では、被検体の意識が戻り次第、実験を第2段階に移行していく。」



「第2段階はよりはっきりとした結果が求められる。決して気を抜くな。」



何だ?

一体何の話をしている?

実験だと?

僕は人間だぞ。その言い方だとまるで僕が実験動物みたいじゃないか。

だとすると、あの時屋上にいた白衣を着た男も、この連中の仲間?

まずい。

ここにいちゃだめだ。

早く逃げないと。

その瞬間、目の前が真っ暗になった。

それはブルーシートだった。

だが、普通の病院で使われることはまずないだろう。

そして、上から押さえつけられた。

その直後、右腕に軽い痛み。

それが麻酔注射と認識する前に、僕の意識は再び暗闇の中に落ちていった。




そして、目が覚める。

僕は白宮高校の保健室にいた。

ベットの横には、俊と弓子がいる。



「一樹!目が覚めたのか?」



「良かった、さすがに今回は駄目かと思ったわ、、、」



二人には安堵の表情が垣間見える。

また僕のせいで二人にこんな顔をさせてしまうなんて。

でも、僕は一体何をしたんだろう。

ずっと保健室のベットにいたはずなのに。



深く考え込んでいると保健室のドアが静かに開き、何者かが入ってきた。



「君たち、もうこんな時間じゃないか。早く帰りなさい。」



外はもう夕方だ。

このことは帰ってから考えよう。

そう思って立ち上がった時、侵入者はこう言い放った。



「そこのベットの両脇にいる二人は帰っていいよ。ベットの上の君はこの後残ってくれないか?」


そう言い放ったのは、この学園の顔ともいえるこの男。

白宮高校において生徒会長を務める大宮大悟だった。




今回も先が気になるところで締めました。またよろしくお願いします。読んでいただきありがとうございました。

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