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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第6章 悲しみを残して
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奪われた座

「これって、つまり、、、?」



手紙をもって考え込んでいる奏の後ろで、弓子が発する。

この場にいる全員が、思っていること。

そのものだった。



「ここと同じような施設が、まだまだ存在している可能性がある。」



「そういうことだと思う。」



信じたくはない。

信じたくはないが。

事実であるならば、もっと他にも。

ここは、その一つにすぎない。

そういうことになる。



「落胆するのは、まだ早い。」



「他にも、まだある。」



手紙を、自分のポケットに入れる奏。

これは重要資料だ。

一時置いておく。

気を取り直して、調査を進める。

一樹の白衣。

まだ調べていないところは。

手探り、手探り。

また膨らみがあった。

先ほどよりも、明確な。

これは、、、、



「、、、、、!」



名札。

大宮大悟と書かれている。

そうだ。

忘れていた。

まだ、これがあったんだ。



「二人とも、聞いて?」



「何?」



「どうしたの?」



「大宮大悟って知ってる?」



「あぁ、あの人ね。」



「ここの元主任研究員。」



「ここにその人の名札がある理由は?」



「さぁ?そんなの分かんないわよ。」



「うん、さっぱりだ。」



俊と弓子も揃って、同じ発言をする。



「ただ、状況は凄くシンプルで、考えやすいと思うわ。」



「うん、見たまんまだろうね。」



「なら、三人とも考えていることは同じかも、、。」



三人の見解。

シンプルで単純明快。

それは。



ここの元主任研究員である、大宮大悟。

一樹が彼を襲い、その座を奪った。

着ていた白衣と共に。

その際に、名札を付け替えたのだろう。

辻褄は合っているし、違和感もない。



ここから、考え出せること。

大悟の今の安否は?

という点である。

死んでいるのか?

生きているのか?

それが分からない。



死んでいたら、もうそれっきりだ。

だが、今この瞬間も生きていたら?

一樹に襲われた大悟は、いわば被害者ともいえる。

どんな奴かは分からないが、探す価値があるんじゃないか?

そう考えた。












ここで、大悟の名前が再び浮上してきます。

彼は、生きているのか。

死んでいるのか。

敵か味方か。

そんなところでまた次回。

読んでいただきありがとうございました。

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