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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第6章 悲しみを残して
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中央管理施設という名前の意味

「早く立って。まだやることがあるでしょ。」



「、、、やること、、。」



この施設にやってきた本来の目的。

リーダーの使命のもと。

ここまでやってきた。

リーダーが、長年かけて探してきた息子。

九重一樹。

二人は再会を果たす。

ここで目的は達成された。

その後、二人は折り重なるようにして息絶えた。

最期の言葉を残して。

章が一樹を施設の外に連れ出し、普通の生活に戻る。

これが、ハッピーエンドだった。



だが、ハッピーエンドはもう叶わない。

あの時には、戻れない。

だったら、違う結末を目指すしかない。

そうだ。

リーダーと。

彼の息子、一樹のために。

ここからは、トゥルーエンドだ。



この施設の真実を見抜く。

それを持ち帰り、世間に公開する。

未だに真実を知らない者たち。

目を背けている者たち。

関心がない者たち。

彼らの目に、焼き付ける。



「行こう、、、、。」



そう考えたら、体も奮い立ってきた。

皆を鼓舞するように、奏が立ち上がる。

その背中は、先ほどまでとは異なって見える。

より大きく、より広く、より壮大に。

光り輝いて見えた。



まず、手始めに何をするか。

この状態では、振り出しに戻ってしまったようなものだ。

となると、自ずと決まってくる。



「リーダー、、一樹君、、、ちょっとごめんね、、」



二人の遺体を探る。

傍から見たら、異常な行為にも見えるだろう。

死んだ人間の遺体を漁るなど。

だが、これしかないのだ。

情報源が失われてしまった。

今では。



見える位置から探っていく。

一樹の胸ポケット。

名札が付いていて、ボールペンが刺さっているだけだ。

それ以外には何もない。

もっと探してみる。

より詳細に。

すると。

謎の膨らみがあった。

位置的に、白衣の内ポケットにあたる部分。

手を入れる。

小さく折りたたまれた紙が、入っていた。

これだけでは、よく分からない。

広げてみる。

そこには、文章が綴られていた。

手紙だった。

短くこう書かれていた。






この施設の名前、知ってるか?

中央管理施設っていうんだ。

この中央っていう意味、分かるよな?

あるものが、中央にあるとして、その周りに付随するように様々なものが繋がっている。

中央、北方、南方、西方、東方。

中央、第一、第二、第三、第四。

この名称は、あくまで例えだ。

だが、事実だ。

この中央管理施設を潰したところで、まだ他がある。

お前らの努力は、無駄だったんだよ。





最期の執念が垣間見えた。


タイトル通りです。

また一波乱ありそうです。

では、また。

読んでいただきありがとうございました。

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