ずっと、泣いてるつもり?
目の前で命が失われる。
それはとてもはかないもので切ない。
一瞬のことだ。
ようやく体が動くようになる。
血が体中を巡っているのが分かる。
指先、足先に力を入れて立ち上がる。
歩き始めて、そこに近づく。
もう手遅れなのは、誰が見ても明らかだが、、、
「、、、リーダー、、、ご、めん、、、ね、、、」
今更になって、後悔の涙が零れ落ちる。
泣いたところで、何かが変わるわけではない。
でも。
今だけは。
------------------------------------------------------------------------------------
俊と弓子。
その二人の前で。
奏が泣き崩れている。
誰も止めることが出来なかった。
その結果が、今。
体現されている。
二人の今の心境は、言葉に言い表すことが出来ない。
何と言えばいいのか。
「泣いていても状況は進展しない。」
違う。
彼女は、今泣いておくべきなんだ。
もっと他の、、、
「ごめんね、、私達、何もできなかった。」
これも違う。
これでは、自分たちの無力さ。
ひいては、奏自身の。
それを逆撫でするようなものだ。
もっと何かが、、、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これしかないか?
今の彼女を奮い立たせるには。
一樹、それに続いて章までが死んでしまったのだ。
目を覚まさせるには、これしかない。
「ずっと、泣いてるつもり?」
「それで、そこの二人は満足するの?」
今までよりも厳しめの口調。
だが。
「、、、、、ち、が、、、う、、、。」
「、、、ちが、、う。」
この反応を待っていた。
ならば。
二人を失ったメンバー達ですが、再起できるのか?
そこが見所です。
次回もお願いします。
読んでいただきありがとうございました。




