折り重なる
なんで動けなかったんだろう、、、
なんで見ていることしかできなかったんだろう、、、
なんで諦めてしまったんだろう、、、
あそこで行動を起こしてさえいれば、結果は変わっていたはずなのに。
あと少し。
それが足りなかった。
私には。
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協力関係。
それは一体何だったのか?
咄嗟に動けなくて何になる?
あの人の死は、回避されるものだったはず。
その最悪の結果を招いてしまった。
全部なかったことになるんだ。
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私の目の前。
奏が蹲っている。
きっと現実を直視できないんだろう。
ここにいる三人の中で、一番付き合いが長い。
こうなってしまったのは、確定的に明らかだ。
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誰も行動できなかった。
それに尽きる。
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三人の目の前に、二人。
片方は、九重一樹。
既に息絶えてから、数分が経っている。
着ている白衣に全体的に付いていた血液が固まって、変色している。
死後硬直が始まっていてもおかしくないだろう。
その上に折り重なるようにして、九重章。
一樹の刺殺に使ったナイフ。
それを首元に、振り下ろし、転倒。
首元から、止めどなく血液が流れ出てくる。
この勢いなら、致死量はすぐだろう。
次第に、顔色が失われていく。
そして、、、
九重章は絶命した。
死ぬ寸前に、彼はこんな言葉を発していた。
それはか細く、少し距離のある三人には聞こえなかっただろう。
「、、、か、、、、、、、ぞ、、、、く、、、、、、、、」
章の最期です。
あっけない終わりを迎えてしまいましたが、次回はどうなるのか?
お楽しみに!
読んでいただきありがとうございました。
あまり投稿できない点については、お許しください。




