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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第5章 そして出会う
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ここに来たのが間違いだった

若葉が去った空間。

章は、拳を強く握る。

奏は、若葉の歩いた方を未だに見つめている。

俊と弓子は、どう動いていいか分からないようだ。

一樹は、、、



「茶番だな、、、」



吐き捨てた。

躊躇いなく。



「、、何だと。」



「茶番だと、言ったんだ、、こんなもの。」



「!」



章は、再び右手のナイフを握りしめる。

その先端は、一直線に標的を捉えている。

その敵を排除せんと。

一樹。


これを心臓に一突き。

それだけでいいんだろう。

このもやもやっとした気持ちは晴れるはずだ。

若葉の頑張りを。

献身を。

努力を。

成果を。

茶番だと。


家族だろうが、関係ない。

所詮は、元家族。

でしかない。

若葉という現家族の方が、優先順位は高いじゃないか。

片方を切り捨て、片方を残す。

世の中は、そうやって動いている。


ここまで来たのが、間違いだったんだ。

こんなことになるくらいなら。

こんな気持ちになるくらいなら。

来るんじゃなかった。


ナイフを両手で構えて腰を落とす。

腕が振るえて狙いがぶれる。

だが、一樹はこちらをただじっと見つめている。

普通に突進しただけでは、避けられるのが当たり前だろう。

今の一樹には。

避けようとする素振りが感じられない。

終わりにしたいのか?


いいだろう。

これで。

もう全部忘れて楽になろう。


でも、最後に一つ言うことがあるとすれば、、、



「ごめん、、若葉。リーダーは、お前との約束を守れそうにないよ、、、、」



その刃は、再会の二文字を打ち破る。

若葉の願いを。


かなり際どいところで今回は、幕引きとさせていただきました。

次回もお楽しみに!

読んでいただきありがとうございました。


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