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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第5章 そして出会う
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私の存在理由

私は物心つく頃には、既にお姉ちゃんとリーダーの手伝いをしていた。

リーダーは、古くからのお姉ちゃんの同僚的存在で、とても仲がいい。

それこそ、休日なんかにも会って出かけたりしていたほどだ。

なので、リーダーと仲良くなるのもとても速かったと思う。


一緒に過ごしていく中で、分かってきたことがある。

まず大事なこと。

リーダーは、ずっと行方知れずの息子を探しているらしい。

何年間もかけて探し、その間に出会ったのが、お姉ちゃん。

今は、協力してもらっている。

そう言った。

その瞬間からだったと思う。

私もその調査に協力するようになったのは。


かといっても、リーダーが長い時間かけて見つからなかった情報だ。

そう簡単に見つかるはずもない。

日々、奮闘するリーダー。

それを補佐するお姉ちゃん。

そのお姉ちゃんの手伝い、または雑用を片付ける私。

2人は、調査の核心的部分と触れ合っているのに、私はその周辺の仕事しかやらしてもらえない。

もっと、2人の力になりたいのに、、、。


幼い頃から、とてもやさしく接してくれたお姉ちゃん。

忙しい調査の合間に、私を気にかけてくれたり、遊んでくれたりしたリーダー。

2人には、感謝の気持ちしかない。


もっとやるよ。

そう言うと、必ず言われる。



「これで、十分だよ。」



でも。

納得できるわけがない。

私にできること。

もっと、何か。



そんなことを考えるようになった。

そして、ある日のこと。

学校からの帰り道で。

普段は気が付かなかった。

そこに建物があるなんて。

そして、その周辺に群がる野次馬たち。

若葉の横を通り過ぎるパトカー。


これだけで、何かあったのは確定したも同然だろう。

その建物の入り口に近づく。

その前に。

聞こえてきた。

ものすごい大音量で。



「本部、応答願います、本部。こちら現在、白宮高校に来ています。遺体の身元はポケットに入っていた手帳から九重一樹、年齢は17歳と断定。死因は、状況から考えて高所からの飛び降り自殺と思われます。」



耳を疑った。

偶然であってほしい。

だが、確定だろう。

高校生。

九重一樹。

17歳。


すぐに、知らせなければ。

そう思い、スマートフォンを取り出す。

リーダーの番号、番号、番号、、、

どれだ。

急がないと、いけないのに。

スクロールしていく。

あった。

だが、、



「お前、見えているな?」



背後から掛けられる言葉。

続いて、強い衝撃。

意識を失った。




一樹とリーダーが再会して、ここからどうなるのかというところですが、ここで若葉の話を少し挟みます。

物語にかなり関わってくるので、頑張っていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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