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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第4章 昔に戻りたい
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見つけた喜び

今のは、何だ?

見間違いでなければ、、、

部屋中が真っ赤に染まっていた。

壁には、人の皮で家族と描かれていた。

元が誰だったかなんて、誰でも分かる。

あいつが何で?

そもそも、あいつはこの施設の再利用の成れの果てだ。

幼いころに作った新薬。

それで死んだ母親。

そして、その皮を再利用する。

その結果が、あいつだ。

元々は、俺の実験のために用いられた計画のはずだ。

そいつが、今度は皮を全身剥がされて死んでいた。

何も聞いていない。

こんなことは。



あいつに、好き勝手動いてもらっていたのがまずかったか?

結果を期待していた。

それが、こうなるとは。

何も知らされていないとしたら。

これは、外部からの犯行?

外部といえば。

あの侵入者たち。

1人は、俺の身内らしい。

もう2人は、女。

あいつらのやったことなのか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



いや。

とてもではないが、想像できない。

初め、スピーカー越しに警告した際、反論を受けた。

この施設に侵入して、あの啖呵は見事だったと思う。

これは、本心からの誉め言葉だ。

だが、情緒不安定に過ぎる。

モニター越しの映像では、仲間の女に弱音を吐いている場面を見た。

かと思えば、進むときには先導したりして、勇気を見せる。

とてもではないが、人間の皮を剥がして、削いで、形作る。

あんな真似ができるとは到底思えない。

そして、2人の女。

弱さを正したり、率先して見張りをやろうとする。

その行動は、見事だと思う。

愛情すら感じる。

しかし、欠落しているものがある。

覚悟だ。

ここに侵入する際に、相応のことは覚悟してきたんだろう。

それだけでは、足りない。

一番初めの見立てで、確信した。

この二人は、あの男が支えだ。

あの男が狂ってしまった瞬間、それが二人の最期だろう。


--------------------------------------------------------------------------------


「、、、、、、とかって考えてるんだろうな、一樹は。」



「?」



「何でもない。」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まだ大丈夫そうだ。

気はしっかり保っている。

奏、若葉、そして、その協力者。

まだ名前を聞いてなかったな、、、



「君、名前は?」



「弓子です。あと、今見張りをしてくれているはずですが、佐山俊という者も協力者です。」



「弓子、俊、、、君たちがあの会員証に書かれていた、、、」



「はい。」



この二人には、お世話になったんだろう。

お礼しないと。

お礼、、、

駄目だ。

意識が。




先ほどよりも、研ぎ澄まされている。

何故だ?

俺は、家族を探しに来た。

そして、それを守る。

その為なら、どんな手段だって。

悪魔にだってなれる。




悪魔。

不吉の象徴。

そんなものになってしまったのか?

この内から湧き出てくる衝動は。

楽しくて仕方がない。

家族を守る行い。

邪魔者は排除する。

人間の皮を剥ぐ。




これは、真実なんだ。

俺だけが知っている。

皆は知らなくてもいい。

俺だけが、、、












章の異常性。

一樹が幼いころに、薬で母親を殺害したことと深い関係がありそうです。

遺伝ってやつでしょうか?

雲行きが怪しいですが、次回もお楽しみに!

読んでいただきありがとうございました。

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