歪んだ感情
中央管理施設。
「あいつは、まだ戻ってこないのか?」
「うーん、、、さすがに遅すぎますよね、、」
「好きにはさせているが、、、。」
「何か用があるんですか?」
「あぁ、これからやってもらおうと思っていたことがある。」
「なるほど。」
「そのためにも、来てもらわないと、、、」
計画の最終段階。
そのステップを完了するために、その頭脳がいる。
「あと、さっきから連絡がつかないです。」
「何?」
「応答がないんですよ。」
「それに、おかしなことがもう一つ。」
この施設に仕掛けられた監視カメラ。
そのうちの一部分が、映像データを取得できないようになっている。
前から、不具合のあった場所だが、特に使用用途のない部屋なのでそのままにしてある。
「あいつは、この部屋を知っていた。それで、この部屋を使って何かをしようとしていた。」
「なんて、話。どうですかね?」
「、、、、埒が明かない。」
「お前ら、何人かついて来い。護衛しろ。」
「あいつを探しに行く。」
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見張り中の俊。
その監視対象に、今動きがあった。
護衛が、部屋に引っ込んだのだ。
そして。
ある人物と一緒に廊下に出てきた。
あいつは、九重一樹。
間違いない。
だが、、、、
「よりによって、こんなタイミングで、、」
「今、この場には俺しかいないっていうのに、、、、」
「どうするか、、、?」
独り言で考え込んでいる間にも、一樹は足取りを進める。
このままだと、見失う。
追いかけるしかないか、、。
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ここはどこだ。
どこまで来た。
ついてきたはいいが、現在地が分からない。
集団の中にいる一樹が、ある扉に手をかける。
そこで動きが止まる。
何をしているんだ?
対処に困っているらしい。
周りの護衛達も、同じらしい。
その中の一人が、こちらに駆け寄ってくる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!
やばい!
隠れないと。
距離が近づく。
すれ違う。
その護衛が向かった先は、トイレ。
すぐに戻ってくる。
その顔を、見た。
気分がすぐれないようだ。
再び、集団に目を向けると他の人たちも、我慢していた。
たまらず、全員で駆け出す。
一樹は、何が起こっているのか未だに掴めていないらしい。
しばらくすると、一樹も行ってしまった。
あの教室で何を見ていたのか。
その前に立ってみて、分かった。
これは、異常だと。
床一面を埋め尽くす範囲の血だまり。
元の床の色が分からなくなるレベルで浸透している。
その中央には、何かが横たわっていた形跡がある。
その形跡の正体と思われるものは、すぐ近くにあった。
でも、本当にこれが?
余りの惨さに直視できない。
吐き気が込み上げてくる。
とても人間の所業とは思えない。
それには、腕もあった。
もちろん足も。
言わずもがな、人間を構成するのに必要なパーツばかりだ。
それぞれ、薄くスライスされており、ある形を描いていた。
それは、生前、こいつの良く発していた言葉だ。
家族と描かれていた。
それも人間の皮で。
章もやりすぎなんじゃ、、、?
それぞれの隠された感情が見え隠れしてきました。
次回もお楽しみに!
読んでいただきありがとうございました。




