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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第4章 昔に戻りたい
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絶叫する悪魔

未だに動きがない若葉たちのグループ。

ただひたすら時が来るのを待っていた。



「内部の様子は分からずか、、、」



「あの監視達も一向に動く気配がないわね。」



「さすがにじれったいか、、、?」



「いや、まだ始まったばかりよ。」



待つことを決めた3人。

途中から知らされた若葉も十分に承知したはず。

だが、内心ではいまだに考え続けていた。



何かこの場でできること。

何か、何か。

俊と弓子の視線は、入り口前の2人の監視を視界に捉え続けている。

それに反して、若葉は辺りをせわしなく見ていた。

本来なら気づくのは難しかったはずだ。

3人が同じ行動をとっていたならば。

若葉の異なる行動により、その物音は感じ取られた。




ここは2階だ。

その階段の踊り場から、物音がする。

かすかにしか聞こえない。

その証拠に、二人には変わった様子がない。



「あの、今何か物音がしませんでしたか?」



「してないよ、気のせいでしょ。」



「ええ、何も聞こえなかったわ。」



「、、、おかしいな、、何でだろ?」




まだ続いている。

先ほどから。

階段を上ってくる音。

立ち止まった。

話し声。

続いて、ひときわ大きな音が響いた。



「!」



「やっぱり向こうに誰かいますよ!」



「、、、あぁ、今のは聞こえた。弓子も?」



「ええ、間違いない。」



「見に行きましょう!」



「僕がここに残るよ、二人で見てきて。」



「3人固まって行動した方がいいのでは?」



「こっちも見ておきたい、だから二人で見てきて。」



「、、、行きましょ。俊がそう言うなら。」



「、、、、分かりました。」




俊は見張りを続ける。

女性陣二人で様子を確認。

今とれるのはこれしかない。



階段までそこそこの距離がある。

ここまで響いてきたということは、かなりの衝撃であっただろう。

何があったのか。

階段を下っていく。

一番下に。



「!」



「お姉ちゃん、、、何でここで?」



目立った外傷はない。

意識が朦朧としているようだ。



「、、、、」



「どうしたの!」



「、、、、、」



「聞こえないよ!」



「リー、、、ダーが、、、、、」



「リーダーが?」



「危、、な、い、、」



若葉に知らされたリーダーの危機。

それは唐突だった。



リーダー、、、

何があったっていうの。

一体何が、、、

何が、、

突然の事態に頭が整理できない。

落ち着け、、落ち着かないと。

こんな場所に来た以上、覚悟してきたはずだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

、、よし。

切り替えていこう。

状況をよく見ないと。




考え込んでいた間に、奏の意識がはっきりしてきたらしい。

だが、当の本人も、この状況に混乱している。

しかし、ここから見て取れることがあった。

まるでこの世の地獄でも見てきたような顔をしていた。

その奏が、若葉の手を強く握りしめる。



「リーダーが、、リーダーが、殺される!」



「あの女、一目しか見えなかったけど、何かおかしかった。」



「何かかぶっているみたいだった、、、。」



「あれは人間じゃない、、人の皮をかぶった悪魔よ!」



「助けて、助けて、、、」



姉の聞いたこともないような絶叫。

行方知れずのリーダー。

呆然とする若葉。

状況が呑み込めず、蚊帳の外に追いやられた弓子。




事態は最悪を迎えようとしていた。


今までで一番絶望的局面を迎えてしまいました。連れ去られたリーダー。その行方が気になるところですね。こんなところで今回は終わりとします。次回もお楽しみに!

読んでいただきありがとうございました。

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