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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第1章 気づけなかった僕の過ち
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恐怖の片鱗2

「一樹、大丈夫か?」

「一樹、しっかりして。」



僕の近くで鳴り響いている声。

ああ、またか。また、倒れてしまった。

これでここにくるのは4回目くらいになるのか?

早く起きないと。



「ん、、、」



目が覚める。

そして、辺りを見回す。ベッドの近くに俊と弓子がいる。

窓の外はもう日が落ちかかっている。

一体何時間こうしていたんだろう。

また、二人に迷惑をかけてしまった。後で何かお礼しなければ。



「二人ともありがとう、ぼくはもう大丈夫。外も暗くなってきたし、先に帰っててよ。」



すると二人が、



「明日はとりあえず学校休め、な?」

「俊の言う通りよ、さすがに今回は心配。明日は二人でお見舞い行くから。」



僕が謎の頭痛が原因で、保健室に運ばれると必ず二人が一緒に来てくれる。

いつもは数分で意識が戻るはず、だったのだが今回は酷い。

二人の心配そうな顔が目に付く。




「、、、分かったよ。明日は家でおとなしくしてる。でもこの後のことは分かるよね?」



これを言うと二人は素直に帰ってくれる。

この二人にだけ通じる”この後”という言葉の意味。

僕が意識を失うのは、決まって学校でのことになる。

僕はそのあと必ず学校の屋上で頭を冷やすようにしている。

これを行った次の日は気持ちをリセットした気分で過ごすことが出来るようになる。

なので、二人は僕を一人にしてくれる。



屋上にやってくる。

僕が気を失った数学の時間は1時間目だった。

しかし、もう辺りは暗く闇に満ちている。

時間が経つのは早い。

時は金なりっていうけど本当にその通りだと思う。

僕の保健室通いに付き合わせている二人の時間もどんどん減っている。

この頭痛の原因を解明しない限り、時間は減る一方だ。

・・・・・・

僕さえいなければいいのか?

ふとその考えが頭をよぎった。

そうだよ、それしかないじゃないか。

あの屋上の向こうへ足を踏み出せば、楽になれる。

やろう。

やってやる。

・・・・・・

・・・・・・


「なんてな、できるわけないじゃないか。」



命を投げ出すなんて僕にはできない。

いつも一緒にいてくれる二人がいるから。

こんな考えはだめだ。全部プラスに変えていこう。

早く家に帰ろう。

明日からは必ず。

・・・・・・!?


家に向かって踏み出した足。

明日へ向かうはずだったその一歩はなぜか踏み出すことが出来なかった。

地面がない。

体は空中にある。

誰かに押された?

屋上を見る。

そこには見知らぬ白衣を着た男がいた。

誰だ、お前は?

白衣を着た男の口元が動く。

何を言っている?

その疑問に答えを見いだせないまま、僕の体は地面に直撃した。

そこから、救急車やワイドショーなどで特集を組むレポーターなどが到着したのはすぐのことである。

そして、物語は冒頭のシーンに差し掛かる。






色々重要なシーンなどありましたが、物語はまだまだ序盤です。

気に入ってくれた方々、次回以降もよろしくお願いします。

読んでいただきありがとうございました。

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