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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第3章 本当の姿
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募る不安2

奏の聞いたことのないような声が飛ぶ。

顔を見る。

怒っているような、悲しんでいるようなどちらともつかない表情をしていた。



「どうしちゃったの?本当に。」



「よく見てよ、何もないよあそこには。」



先ほど何かが見えていた曲がり角。

確かにさっきは誰かがいたはず?

何かが見えていた。

見えていた?

何が?



幻覚だった?

気が動転して、あるはずのないものが見えていた。

若葉の一喝で、それがなくなった。

綺麗さっぱり。



「分かった?しっかりしてよ。」



「ここが怪しいって言ってたあの時の表情を取り戻して。まだまだ気になることはたくさんあるでしょ?」



「写真のこともだし、名札だってそう。こんなところでおかしくなっていたら、先がないよ。」



「それに、連れてきたのはリーダーだよ。、、、、だからしっかりして。」



「私達を守ってくれるんでしょ?」



「そんなリーダーじゃ頼りにならないよ。」





何を考えていた。

ここに来る前に決めていたことじゃないか。

こんなんでどうする。

二人をここに連れてきたのは、僕だ。

しかも、今は若葉は違う協力者といて奏を守れるのは僕一人。




「、、、ごめん。急に不安になっちゃって。」



「ふと思ったんだ、僕たちはかなり危ない綱渡りをしているんじゃないかって。」



「でも、僕一人ならこんなことは考えなかった。そこも考えた。」



「悪い方向にじゃなくて、いい方向に解釈する。」



「全てを無駄にはしない。」



「、、、時間が惜しい、進もう。」


 


奏が微笑む、こんな場所で。



「、、、、良かった、いつものリーダーだ、、」



「そっちの方が何倍も頼もしいや。」




気が付けば、かなり進んできたらしい。

奏に一喝され、正気を取り戻すのに少し時間がかかってしまった。

明るさの変化にも、気が付かなかった。

廊下は相変わらず暗いままだが、明かりが漏れ出ている部屋がある。

視聴覚室と書かれていた。





前回の部分もそうですが、この物語は極力繋がりを意識しています。あの時に分からなかったことが最新話で分かったりすることなんかも往々にしてあると思います。これは何だ?とかってなったら見返していただくといいかもしれません。では次回もお楽しみに。読んでいただきありがとうございました。

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