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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第3章 本当の姿
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募る不安

章、奏グループ。

若葉の伝言を読んだ二人は、まだ資料室前にいた。

この後の方針を決めかねている。

伝言には特にどうしろという記載はなかった。

向こうは向こうで、作戦があるらしい。

ならこちらも、動かなくては。



「どうする?リーダー?」



「あちらはあちらで任せよう。だが、こちらも動くべきだ。」



「まぁ、そうなるよね。」



「まだこの資料室しか調べていない。これだけの施設だ。探せばまだまだ出てくる。」



「それに関する情報も出てくるといいね。」



若葉が指さしたもの。

この資料室で出てきた写真と名札。

白衣を着た九重一樹と、大宮大悟の名前が書かれた複数の名札。



「あぁ、これが何なのか調べないことには帰れない。」



「行こう、まだまだ先は長そうだ。」



奏と連れ添って、歩き出した。


--------------------------------------------------------------------------------


廊下を進む。

まだ先ほど出てきた資料室は、目と鼻の先にある。

あそこはまだ明るかった。

それに比べると、少し進んできたこの辺りは、心なしか空気がどんよりしてきたように感じる。

外界との繋がりが絶たれ、孤立した空間に迷い込んだかのようだ。

そして、周辺に人の姿は一人たりとも見受けることが出来ない。

先ほど警告してきた人物と、この施設に出入りしている多数の人間の目があることは間違いない。




あの警告、脅しなんかじゃなく本気だった。

あの瞬間には威勢を切って、まくしたてたが改めて考えてみるとやはり恐ろしい。

今、この瞬間に何かが起きてもおかしくないんだ。

あの声は、俺の助けが必要だと言っていた。

ある計画に関して。

その声は、俺に対して向けられたものであり、奏と若葉のことは一切気にしていない様子だった。

声は冷たく、温かみが無かった。

容赦のないほどに。



曲がり角から、そいつが、、、、



「、、、、!?」



「、、、、リーダー!?、リーダー!落ち着いて!」



「、、、、、あぁ。奏か。」



「どうしたのさ、急に。」



「よくよく考えてみたら、すごくまずい状況なんじゃないかと思って。」



「うん、それで?」



「向こうの計画に俺の助けがいる、そう願う声だった。」



「二人のことは一切関知していない、どうなろうが構わないかのように。」



「うん。」



「協力した方がいいんじゃないのか?そしたら、この施設のことも教えてくれるかもしれない。この大きい施設を調査するよりはるかに簡単だ。」



「二人に危害は加えさせない、絶対に。協力すれば、それが叶うんじゃないのか?」



「で?」



「でって?すごく大事なことなんだぞ。」



「聞いて、私たちはそんなにやわじゃない。心配される義務もない。ここについてきたのは私たちの意志。だから、」








「そんな暗い顔するんじゃない!」




奏の一喝が飛ぶ。







物語自体はあまり進んでいませんね。一つ一つの場面を丁寧に描写していきたいので、進むペースはこのくらいです。楽しんでいただけるようにはしていきたいので、読者の皆様よろしくお願いします。読んでいただきありがとうございました。

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