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悪意は常に裏側に  作者: 真っ赤なゴミ箱
第2章 介入する者
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内部へ2

内部は静寂に満ちていた。

人の気配はなく、まるで外界から排除されたかのような空間だった。

不気味だ。



「待てって、二人とも。」



「やっと来たね。」



「遅いですよ。」



俺の反応とは違い、二人の様子は至っていつもと変わっていなかった。

状況が違えば、授業参観に来た親子にも見えただろう。



「二人にはどう見えているんだ?今。」



「うーん、どうっていうか別に何も。普通の学校?」



「私の通っている高校と特に大差ないです。」



ここからは未知だ。

俺にも知らないことが出てくるはずだ。

二人の意見が参考になってくるだろう。






「やぁ、初めまして。3人とも。」




突然の言葉。

すぐ近くのスピーカーから流れている。

どうせ、この謎の施設の人間だろう。

でも。

何故だろうか。

不思議と懐かしい。

聞いたことのある声?

そんな気がする。



「どうしてこんな所に紛れ込んできたのかは知らないが、良かった。」



「計画のステップアップにそこの彼の助けが必要なんだ。」



「協力してくれるよね?」



有無を言わさない言動。

二人は、青ざめた顔をして固まってしまっている。

対する俺は、この状況を冷静に考えようとしていた。



まだ入り口に近い。

そこで鳴り響いたこの声。

逃げようと思えばすぐに逃げることが出来る。

そんな距離だ。

相手の心理が分からない。

どういうつもりだ。

もう少し奥に引き込んでからのほうが逃げる余地がないのに。

そのつもりがないなら。

こちらを試している?

逃げたらそこまでだ。

ここまで来た意味がなくなってしまう。

相手はこちらのことを知っている様子だった。

どうしてと言っていたが、元々この場に呼ばれる運命だったのだろう。

いいだろう。



「俺たちはお前が誰だか、分からない。」



「だが、お前たちはこちらのことを知っている、そんな風だった。」



「不公平じゃないか。協力を求むなら、まず顔を見せたらどうだ。」



「話はそれからだ。」



スピーカーに向かって、喋る。

こちらの声が届くタイプのスピーカーではないため、声はたぶん届いていない。

だが、こう言わずには居られなかった。

二人は事の成り行きを見守っている。


このあたりから食い違いが発生していきます。小説にもよく見られる表現方法ですが、初めてなりにいいものに仕上げていきたいと思います。読んでいただきありがとうございました。

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