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地球の神様が異世界にクラス転移した!?  作者: 新崎 かえで
4章 魔法国家エルズルナフ
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閑話 異世界のメイド喫茶


これは海斗達が首都へ向かっている時のお話。






「着いたわね、メイス」


エルズルナフの商業都市、メイス。多くの商人がここで物を売ったり、買ったものをさらに別の場所へ運んだりしている。他の都市よりも人も物も集まるため、ここに立ち寄る商人は多い。

珍しい物や美味しい料理がたくさんあると聞いて、海斗達は少し遠回りではあったもののどうしても来てみたかったのだ。


「やっぱりひとが多いな」

「仕方ないでしょ。それもわかってて来てるんだから」

「日本の東京並に多い。人がゴ〇のようだ」

「ちょ、そこまでじゃないし、それはいっちゃダメよ」


三人は流石に今の都市よりも人が多く、いい加減にうんざりしてきていた。初めは新鮮に感じていたものも、ここまで来るといやになってくる。

先程からこの人混みのせいでなかなか進まないでいた。

慣れているような住民のような人達は、上手く人混みを抜けているようなのだが、海斗達はそれができないでいた。




「そろそろどこかで飯でも食べるか」

「おっ、いいな、海斗。いい加減にこの人混みもうんざりしてきたところだし、休憩しようぜ」

「そうね、流石に疲れたもの」



本来なら屋台で少しずつ味わいたいところだが、満場一致で店でゆっくり食べたいということで、その店を探していた。

かなりの時間をかけて少しずつ移動しながら良さそうな店がないかを探していた。気づけば店を探し始めてから、かれこれ30分。そろそろ辛いものがある。






暫く歩いていると、人はほとんど入っていないがある飲食店があった。


「……もう、あそこ、にしようぜ……」

「そうだな。というか、大丈夫か、絢斗?」

「なんとか、かなりぎりぎりな。ははは……」

「もうちゃんとご飯が食べられるならどこでもいいわ」



絢斗もそろそろ限界のようなのでちょうど見つけた店で昼御飯をいただくことにする。


「「「メイド喫茶……?」」」


近くに来たところで、看板を見るとそう書かれていた。


「何でここにメイド喫茶があんの?」

「凄いな……」

「やっぱり別のお店にしない?」


異世界のメイド喫茶に興味がある、海斗と絢斗。対して、飛鳥はあまり入りたくなかったようだ。怪しさMAXの店の名前の割に、外から見た限りでは一見普通のお店である。



「面白そうだな」

「ちょっと、普通のお店にしましょうよ!」

「大丈夫だって。別に変なところ何でないだろ」


あくまで、お店の外観だけの話である。

どうしても行きたい絢斗と、どうしても行きたくない様子の飛鳥。興味がないことはないがどちらでもいい海斗。

絢斗はいつの間にか元気になっていた。



「あの、入らないんですか?」


お店の前でもたもたしていたら、急に後ろから声を掛けられた。

ピンク色のひらひらして丈の短いスカートのいかにもなメイド服。そしてウサギの獣耳と尻尾。つまり、ウサギの獣人。一発でにここの従業員と分かった。


「えと、その……」

「はい!入ります!!」


飛鳥が返事に困っている間に絢斗があっさり行くといってしまった。


「ふふふ。では、どうぞ」


そう言って、飛鳥が断る間もなくそのまま店の中に入ってしまった。そしてそれについていく、絢斗。

飛鳥もここまで来て諦めたのか、渋々にお店の中へ入っていった。





「「「「「ようこそ、メイド喫茶へ!!」」」」」


服の色や獣耳や尻尾は違うが、コンセプトは同じような格好をした女の子達が出迎えてくれる。




「ご注文はいかがしますかですにゃん」

「「「にゃん?」」」

「ここでは語尾に鳴き声をつける決まりがあるですにゃん」


さも当然の事のように説明されては何も言えない。


「へ、へー。えと、じゃあここのおすすめで」

「俺も」

「私もそれでお願いします」

「かしこまりですにゃん」


「……」

「……」

「……なんだか、すごいわね」

「あの子、めっちゃ可愛かった!」

「はいはい」


引き気味の俺達二人に対して、少し興奮気味の様子の絢斗。正直、絢斗ののりにはついていけなかった。

日本にいた頃は三人ともメイド喫茶などは行ったことがないが、こんな感じだったのかなと思う。




「そもそも何でここにメイド喫茶があるんだ?」

「それはですね~」


いつからいたのか、いつの間にか先ほどのウサギの獣人がいた。


「ここは、メイスのどすごく可愛い喫茶店。略して、メイド喫茶なのですぴょん」

「どすごくかなり無理矢理だな」

「可愛いはどこにいったのよ」

「可愛いならなんでもいいじゃん」


仕事モードのスイッチでも入ったのか、先ほどはつけていなかった語尾にぴょんが入っている。

突っ込みどころはいっぱいだが、颯爽(さっそう)と現れて颯爽と去っていった。






少し待っていると料理が運ばれて来た。日本のようなオムライスにケチャップをかけてくれるようなものはない。

どこにでもありそうな料理だったがまあまあ美味しくはあった。まあこんなもんか、と思いながら会計をする。






「合計で金貨10枚になります」


ぼったくりか!!!!!

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