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地球の神様が異世界にクラス転移した!?  作者: 新崎 かえで
4章 魔法国家エルズルナフ
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41話 首都へ


目が覚めたら、まだ空は明けきってはいなくて暗い。だがそろそろ起きなければならない。まだ眠い目を(こす)りながら起き上がる。


「起きろ、絢斗」

「ぐー、ぐー」


隣で寝ている絢斗を起こそうとするがなかなか起きない。仕方ないのでベッドから落とすという強行策に出る。


「いてっ!」


どんっ、という大きな音とともに絢斗が起きる。いくらいつもはなかなか起きない絢斗でも一発で起きる。さらに、寝起きも悪い絢斗でも絶対に目が覚めるというオプション付だ。


「目は覚めたか?」

「おかげ様でな」


不機嫌そうに言ってくるが、今日は早く起きてもらはなければ困るのだ。それならこの方法が一番手っ取り早い。




手際よく着替えて下へ下りると、既に飛鳥が起きて待っていた。


「遅いわよ。もっと早く来なさいよ」

「文句は絢斗に言ってくれ」



三人が揃ったところで、この宿で最後の朝食をとる。

本来なら、まだこの時間は朝食の用意はしてるれないのだが、今回はおかみさん夫婦の好意で用意してくれていた。女将さんには感謝してもしきれない。


「やっぱりここの飯は美味しいなー」

「そうね。これで最後かと思うと悲しいわね」



そんな感じでいつもより早めの朝食をとりながらも、時間は刻一刻と迫ってきている。







「お二人とも、ありがとうございました」

「飯いつも美味しかったです」

「お世話になりました。私もいつかここの料理みたいにご飯おいしく作れるようになりたいです」


「こっちこそありがとうね。これからも頑張ってね」

「気をつけてな」




おかみさん夫婦に見送られて俺たちは集合場所である門前に向かう。旅をしている以上、またこの場所に来れるとは限らない。だが、また来られたらいいなとは思える温かい場所だった。



「ところで、飛鳥があの料理みたいにってのは無理だと思うぞ?」

「うるさいっ!」


そう言って飛鳥から蹴りをくらう、一言余計な絢斗。こうなる事は予想できるだろうに、それでも言ってしまう。

だがしかし、これを見ていると、なんだか日常が戻ってきたような気がする海斗だった。






門まで着いた頃には、辺りは少しずつ日が昇ってきていた。人もまばらに集まってきている。遅刻ではないが、ぎりぎりの時間だ。

そのなかで依頼の商会を探しだし、声をかける。


「おはようございます、依頼を受けて来ました」

「ああ、今回はよろしくお願いします。護衛の話はあそこにいる冒険者方とお願いします」


出発前で準備が忙しいのだろう。商人が示した方向には、海斗達と同じように依頼を受けただろう冒険者達がいた。

冒険者達の近くまで来ると、こちらに気づいた冒険者の一人に声をかけられた。


「君たちが最後だな。同じ依頼を受けたヨウガだ。よろしくな」

「海斗です。今回はよろしくお願いします、ヨウガさん」

「さんはよしてくれ。呼び捨てでな」

「分かりました、ヨウガ。あと、飛鳥とついでにあっちにいるのが絢斗です」

「ついでってなんだよ」


「ははは、仲がいいようで何よりだ。冒険者をやっている以上パーティーは仲が良いに越したことはないからな」


冒険者は一緒に仕事をする、つまり命を預けるようなものだ。そんな関係は信頼がなければ始まらない。


「あそこにいるのが俺のパーティーだ。右からロイス、アラン、セドナだ。それと、あっちが別のパーティーの右からアリシャ、ガーデン、それとリーダーのマリナだ。じゃあ、あとでな」


それだけ言うと、ヨウガは自分のパーティーの方へ戻っていった。

海斗達はもう一つのパーティーの方へ挨拶に行った。



「あの、依頼を受けた海斗です。今回はよろしくお願いします」

「ああ、マリナだよ。よろしく」


どうやらヨウガさんもマリナさんもいい人のようでよかった。


「配置はあっちともう決めてあるんだがよかった?」


あっちとはヨウガのパーティーの事だろう。


「はい、お任せします」

「よかったよ。じゃあ、右横を頼むね」

「分かりました」




「冒険者の皆さん、準備が整いましたのでよろしくお願いします!!」






こうして、首都へ向けての旅が始まった。


皆様お久しぶりです。なかなか投稿出来ず、すみませんでした。

次回は遅くても来週の日曜日までには投稿しようと思いますが、なるべく早く投稿したいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

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