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23話 初依頼達成

依頼ボードには、本当に多種多様な依頼があった。

まず、Gランクには街の雑用のみであった。だが、Fランクになれば薬草採取の外に出る依頼がある。


Eランクにも薬草採取の依頼はあるのだが、これはFランクよりも距離が遠い場所に生えていたり、少し危険な森に生えていたりする違いがある。そして、討伐系の依頼が出てくるのもEランクからだ。尤も、スライムやゴブリンなどの弱い魔物しかないようになっている。

因みに、EランクになるにはEランクの討伐系の依頼を三つ以上成功させる必要がある。これは、Eランク以上になると大半が討伐系の依頼の為、本人の意思の再確認の為に行われている。大半は、しっかりと達成させてEランクになるが極々たまに自分には向いていないと断念する人もいる。

これが、Eランク以上を一人前の冒険者と呼ばれる由縁でもある。

Dランクになれば、さらに難しい討伐系の依頼になる。ウルフと呼ばれる狼の魔物に、ゴブリンの群れ。そして、オーク等が討伐系の依頼にある。

そして、Cランクで新たに増えるのが護衛依頼になる。護衛依頼となると守る相手への責任が生じる為に、本来ならDランクでも受けられそうなのだが高めに設定してあるのだ。


ここからのBランク以降が一流と呼ばれる冒険者になる。

ここには、超稀少な上に発見が困難だといわれてる夢限草といわれる薬草の採取依頼が常時依頼である。この薬草は、滅多に見つからないが一ヶ所だけ、夢限の森の奥地にはそこそこの数が自生している。

この夢限の森とは夢限草が自生している森の総称でいろんなところにある。ただ、夢限の森には例外なく全てに強力な魔物が住んでいる。これが、夢限草の稀少価値を高めている要因である。Bランク冒険者でも舐めて係ると命を落としかねない危険な依頼だった。

そのため、報酬はいいのだが余り受ける人がいない刺されて不人気な依頼だった。因みに、夢限草だが、上級ポーションの材料となっている。そう、冒険者にとってかなり重要なものになっているのだ。


さて、それ以降のA、Sランクの依頼になると領主や国国が兵士を出してやるような依頼ばかりだ。大体、領主がやるような依頼がAランクで国がでなければならない依頼がSランクの依頼になる。

どちらも、領主や国がある程度の被害を覚悟しなければならない依頼でとても困難な依頼だ。

まあ、余り出るような依頼ではない。


余談だが、このくらいの冒険者になると拠点を決めずにあっちこっちを旅する放浪癖があり、依頼を出したい時にいないなんて事がかなりの確率で起こる。


依頼は街の雑用を除いて、それぞれのランクが大体4から6人のパーティーが受けることを前提で考えてある。それ以下の人数でも受けることは可能だが、推奨はされていない。

そして、依頼は自分のランクの依頼の一つ上のランクまで受けることができる。これは、死人を減らす為の措置として置かれている。下のランクは制限されていないが、報酬が少なくなるので!あまりやる人はいない。やるのは、余程の物好きかリスクを犯したくない者だけだ。


そして、依頼には普通依頼と常時依頼、指名依頼の三つがある。

普通依頼がほとんどで、欲しい魔物の素材や薬草などを必要に応じて依頼するものだ。この依頼はお金さえあれば簡単に誰でも依頼できる。街の雑用なんかもここに入っている。

常時依頼は魔物何かが見つけたらいつでも倒して欲しいものや、夢限草などの貴重でなかなか見つからないものがある。

最後に指名依頼だが、これはそのまま相手を指名して出す依頼だ。ほとんどが高ランク冒険者を指名して行う。






そんな感じで色々とある依頼をみていた。


「どれにする?」

「私達は今GランクだからFまでの依頼しか受けられないんでしょ?だったら、薬草採取の依頼にしない?」

「まあ、どうせなら王都の外に出たいよな」

「じゃあ、薬草採取で。常時依頼だからこのままいけばいいな」


……あっさり決まった。




「ここか」

「ああ。じゃあ、手分けしてとっとと見つけるか」

「じゃあ、30分くらい経ったらここに集合ね」

「ああ」

「了解」




そして30分後。

「何で、あんた達はそんなに持ってんのよ!」

飛鳥……7個

海斗……35個とゴブリン三体 絢斗……37個


「何でってそりゃあ……」

「鑑定を使ったからな」

「ずるいじゃない!!イカサマよ!イ・カ・サ・マ!!」


「ずるくはないだろ。なあ、絢斗」

「スキルも立派な実力だな」


「反則よ~!!」


この日、飛鳥の声が森中に響き渡ったとさ。



因みに、報酬は薬草採取としては最高記録だったそうで、最速記録でFランクとなった。


依頼達成後での冒険者ギルド


「あら、さっそく依頼を受けたのですね」

全くの偶然だったが、冒険者登録をした時と同じ受付嬢のところに報告をした。

「これでお願いします」

三人で合計79個の薬草とゴブリンを三体を取り出した。

「はい……って、こんなに~!?」


「はあ、では皆さんはFランクとなります」

「あれっ、もういいんですか?」

「こんな常識はずれなことをされといてGランクのままに出来ませんよ。……ハッ、ハハハ」

そこには壊れた受付嬢がいた。


普通は薬草はそんなにあんな短時間で三人取ってもあんなにたくさんはとれない。そして、新人がゴブリンを倒せるまでに平均半年はかかる事を知らない。

これは、この世界に転移してから約1ヶ月のことだった。

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