22話 冒険者登録
新章に入ります。
冒険者は異世界の醍醐味ですよね
王宮から出て直ぐに、海斗達三人は冒険者ギルドへ向かった。冒険者の仕事は、魔物討伐から街の雑用まで多種多様に揃っていてる。そのため、子どもでも雑用は受けられるように8歳頃から登録が可能になる。正し、12歳までは討伐系の依頼は受けられない事になっている。
だが、10歳からなら大人の護衛つきでなら討伐系の依頼でも受けられるように成っている。
街の雑用くらいなら、ギルドに登録していなくてもできるが、わざわざ契約やら何やらで手間もかかるため大半が冒険者ギルドからの依頼だ。
そんな理由もあって、海斗達の年齢から冒険者ギルドに登録しようなんてするのは余り無い。普通に冒険者を目指す者でも、武器などの資金の為に小さい頃から冒険者ギルドに入ることが多いのだ。
そんなわけで、多祥なりとも目立っていたのは仕方ない事なのだ。
「すみません、冒険者登録をしたいのですが」
受付にはそこそこ人が並んでいて、場所は分かりやすかった。
「かしこまりました。では、この書類に記入をお願いします。代筆は必要ですか?」
「大丈夫です」
良くありがちな設定だが、この世界では識字率は余り高くない。基本的に、必要がないからだ。そんな時間があれば、家の手伝い何かをやるそうだ。何より、字を学ぶには教師を雇うなり学校へ通うなりでお金がかかる。
だが、親が字を知っていれば教えたりすることもある。
まあ、そんな感じで名前や職種だったりを記入した。
職種のところには、俺と絢斗は魔法剣士と書いて飛鳥は剣士と書いた。
「確認しました。後、三人で一緒に依頼を受けられる場合にはパーティーを組むことができますが、どうされますか?」
「パーティーってどんなことをやるんですか?」
「基本的に一緒に依頼を受けるということになりますね。後は、余りやる方はいませんがギルドに預けるお金の共有することも出来ます」
余りないが、いくらパーティーを組んでいたとしても裏切りに合うことはある。そのため、余り財産共有を行うパーティーはないのだ。
だが、同郷でお互いに信用しているだとか、永くパーティーを組んでいただとかだと財産共有は行う場合がある。
「どうする?」
そう聞いたのは、海斗で絢斗と飛鳥は今までずっと聞いていただけだ。
そうは聞いたものの、答えは決まっていて建前上に聞いただけだ。
「いいんじゃない?」
「ああ。特にデメリットも無さそうだしな」
「という訳で、お願いします」
「かしこまりました。財産共有はどういたしますか?」
「いや、そっちはいいですよ」
別に、二人を信用していないわけではない。財産共有はデメリットがかなりあって、メリットが余り無いように見えた。
デメリットは余り関係が無いように見えたが、メリットもたいしたものではない。精々、引き落とすことが楽になるくらいか。その程度なら別になくてもいいのだ。
実は、もう一つ理由があるのだが今は取り敢えず置いておく。
「畏まりました。こちらが、Gランクのギルドカードになります。登録しますので、血を一滴垂らして下さい」
冒険者には、ランクがGからSまであって多くの者がGランクからはじめる。大体、Fランクまでが見習いといわれるランクで、それまでは時間はかかるが、安全という意味で比較的簡単にランクをあげることができる。なんなら、街の雑用だけでもあげることができる。正し、時間は普通の討伐系の依頼よりかかる事になる。
Eランク以降はある程度討伐系の依頼を受けないと成れず、ここからが一人前の冒険者と呼ばれる事になる。
そして、Bランク以降からかなり人数が減って、一流と呼ばれる事になる。そして、CランクからBランクには大きな壁があるとされている。
大体、冒険者登録をしているのが世界人口の約7割りとされていてかなり多いことがわかる。その七割の内、4割がGからFランクで5割りがEランクからCランクになっている。
そして、残りの1割がBランクからSランクになる。その中でも、Sランクは3から4人のパーティー構成で全ての国を合わせても3パーティーしかいない。
血を一滴垂らすとギルドカードが少しだけ光った。眩しく感じない程度の優しい光だ。
「これで登録は完了です。ギルドカードは身分証にもなりますので、無くさないようにお願いします。また、紛失した場合には銀貨一枚で再発行を行います。何か、ご質問はありますか?」
「いや、十分です」
「では、さっそく依頼を受ける場合はあちらにある依頼ボードから選んでください。それでは、ご活躍をお祈りしております」
そこで、受付の人は話を切ると俺たちは依頼ボードへ向かった。




