19話 決まっていた結果
お久し振りです
遅くなってすみません
三日後、ついに対決の日が来た。
準備は万端で、後は予定した通りに行動するだけだ。そして、俺達は謁見の間へ向かった。
謁見の間に向かうクラスメイト達の足取りは重かった。絢斗と飛鳥は緊張した面持ちで歩いていた。
「言った通り三日がたった。これよりそなたらには、魔王退治へと向かってもらう」
国王は勝ち誇った様子で言った。
「そう思い通りにいかせる訳にはいかねぇな」
そこで 待ったをかけたのは海斗だ。
「無駄な抵抗だ。大人しく魔王退治をすれば悪いようにはせぬぞ」
そんな事はありえないと、誰もが分かっていた。この腹黒な国王の性格からして、魔王退治の後にも何らかの形で利用しようとするのは火を見るより明らかだった。
「ふっ、それで一体どうしようと言うんだ?どうせ何もできまい」
「それはどうだろうな」
そして、予め決めていた通りに海斗は魔力を解放した。
「うあぁぁぁ」
窓側に並んでいた、ローブを着ていた男が突然声をあげた。おそらく、その男が隷属化をかけた術者だったのだろう。
海斗の魔力が急増した故の現象だった。海斗を隷属化させ続ける為の魔力が搾り取られたのだ。
少しの間、魔力を送り続ければ術者の魔力が無くなり隷属化が解けた。
「はぁ、これで俺達を縛っていた物は無くなったぞ」
どや顔でそれを言った海斗だった。そして、それを見た国王はまるで親の仇のように睨んでいた。
「だが、今のでお前も魔力ほとんど無くなったようだぞ」
確かに、今のでほとんど魔力を使い尽くしていた。だが、全てを海斗一人でやりきる必要はないのだ。
そして、海斗がまだ何かを手を持っていることに、国王も気付いていた。国王とて、馬鹿ではないのだ。それどころか、頭は回る筈だ。でなければ、一国を治めることは出来ない。国王である国王は、国王であるが故に賢くてはならなかった。
そして、センチュリア王国の国王はその資格を十分に持っていた。それ故に、もう負けている事に気付いていたのだった。
自分は、最後の詰を誤ったのだと……。
予定通り、絢斗と飛鳥が周りにいた衛兵達を取り抑さえた。もともと、才能では二人の方が上だったのだ。後は経験を積むだけだった。そしてそれは、海斗との特訓で十分に得られていた。
「これで、俺達の勝ちだ」
この場にいた者、クラスメイト達と国王、そしてもう一人を抜いて全員が行動不能になった。
もう一人とは……
王女だった。
この中で、一番行動が読めなかった人物だった。
細かな内容は前回でほとんど説明していたので、省かせて頂きました




