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14話 数日後


あれから数日がたった。


絢斗と飛鳥の二人はだんだん強くなっていった。他のクラスメイト達も成長しているが、二人の方が強くなっていた。

その為訓練後の自由時間は、初めは海斗一人で図書館で調べ物をしていたが、途中からは三人でするようになった。

既に、クラスメイトの中で二人に確実に勝てるのは海斗だけだ。分かった勇者というチートな称号を持っている斎斗でさえ二人と同程度といったところだろう。


(ただ)し、それはステータスに限った事で実際に闘えば二人が勝つだろう。ステータスが上だからといって、実際に経験を積んだ者には敵わないのだ。

もちろん、ステータスがよほど離れていれば話はかわってくる。いくら、ステータスが重要ではないからといっても限度がある。実際に国が騎士等の採用を行う時、ステータスを参考にしているのは事実だ。

ステータスとは、云わば才能の事だ。可能性と言い換えてもいい。将来的にどれだけ強くなれるのかは、正直Lv1の時のステータスから決まってしまう。どれだけ努力しようと、そのLv1からの差をうめきる事は、ほぼ不可能だ。

それもまた、仕方のないことなのだろう。国としては、将来性の見込めない者を雇うことはできない。何より無駄だ。そんなことをするわけにはいかないのだ。



そんな訳で、勇者と同程度のステータスを持っている二人がどれだけ異常な事か解って頂けただろうか。これは、本来ならあり得ないことで在ってはいけないことなのだ。

これは、国の騎士の採用の仕方を否定するような事だ。そんな事が知られたら面倒な事になる。その為、今では二人とも力を抑えて訓練をしている。


そんな二人のステータスはこうなった。



アヤト・キタジマ

男 十六歳

Lv18

HP 210

MP 300

体力 31

俊敏 30

知力 45

魔力 80


ノーマルスキル:下級魔法適正 (火魔法、風魔法)、下級支援魔法適正 (毒解除)、魔力操作、魔力変換、隠蔽


レアスキル:中級魔法適正 (火炎魔法)、マッピング


ユニークスキル:異世界言語理解、アイテムボックス


称号:異世界転移者、神の友人、神の弟子



アスカ・カトウ

女 十六歳

Lv18

HP 400

MP 65

体力 60

俊敏 49

知力 37

魔力 20


ノーマルスキル:状態異常無効化、剣術、気配探知、危機察知、隠蔽


レアスキル:マッピング


ユニークスキル:異世界言語理解


称号:異世界転移者、神の友人、神の弟子



正直、ここまでになるとは思わなかった。

他のクラスメイト達よりも長く特訓をしてきたし俺が教えたりしたが、それを引いても予想以上の結果が出ただろう。

そのうえ、ステータスでは見えない、経験の部分も十分に積めただろう。そこを含めれば、クラスメイトどころか王宮の騎士達にも遅れは取れない。経験だけをみれば神という格上の相手をして、教えを受けてきた分騎士達よりも上だろう。

たった数日という短い期間でやったにしては、十分すぎる成果だった。



「いやー、それにしても結構レベルは上がったな」

「そうね、予想以上で嬉しいわ。予想以下では困るけど、上になる分にはかまわないわ」

「そうだな。まあ、これも全て海斗のおかげだろ。助かったぜ、海斗」

「そうね。海斗がいなかったら、こうも上手くはいかなかったでしょう。ありがとね」

「どういたしまして。だが、もともと二人にはこういう事が向いていたんだと思うぞ。じゃなけりゃ、流石にここまでの成長は無理だったな」


これは、お世辞でもなく、紛れもない事実だ。海斗の出した予想は、しっかり全てを計算した上で出していたものだ。贔屓(ひいき)なしに全てを考慮した上で、誤算まで計算していた。

だが、それを二人は越えたのだ。それは一重に二人の才能と努力の結果だろう。



「それにしても、全員集めて一体なんの用だろうな」


今は、クラスメイト全員が呼ばれて集まっているのだ。

この時間はいつもなら、訓練をしているはずの時間だった。それをやめてまで集められているということは、それなりの事があったのだろう。そんな事を考えながら、謁見の間に向かっていた。

謁見の間は、この世界に召喚された場所で初めて王女に会った場所だ。この部屋にはその時以外入った事はない。ただ、無駄に豪華な部屋だった事は覚えている。






_____そして、ここで予想もしていなかった話を聞かされる事になる。俺達はこの世界を甘く見すぎていたのだ。



次回は火曜日に投稿予定です

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