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13話 真夜中の情報交換と特訓

夕食が終わってからすぐに、俺達は集まった。

もちろん、俺の部屋でだ。だんだん、突っ込む気もなくなって来た。

初めは、調べた事と気づいた事を話し合おうということだった。


俺からは、もちろん図書館で調べた事を話た。此処を離れたら冒険者になるということは二人も賛成のようだった。

飛鳥と絢斗達は、兵士の動きが不自然に思ったらしい。

何でも、訓練中やその他全ての時に周りに必ず兵士がいるそうだ。王宮の中ならいても当然じゃないかと思ったが、違うらしい。移動しようとすると、兵士も何気なくついてくるようだ。

流石に、この部屋まではついてこないようだったが、それ以外の時には必ず一人はついて来るらしい。


ここまでとなると、流石に不自然だ。

兵士が周りにいるというだけならば、たんに警護という可能性が高い。だが、聞いている様子だと警護ではなく監視という面が強いように思える。

いや、恐らく実際に監視をしているのだろう。二人も同じように考えているようだった。そして、それを兵士達に指示できる人物は限られてくる。

「国王か」

「私となると絢斗もそう考えているわ」

「だとすると、また国王の謎が深まったって感じか?」

「そうなるな」

これ以上は考えても意味がなさそうだ。



「とりあえず、情報交換はこのくらいにして特訓しましょ。これ以上は時間がもったいないわ」

「だな。じゃあ海斗、頼んだぞ」

「はいはい」


あっという間に次には、別の場所にいた。空間魔法によって創られた空間だ。

この空間には外部との接続を切ってある。つまり、この場所に何時間居ようと外では時間があまりたってはいないのだ。流石に、完全に接続を切る事はできない。



でも、例え出来たとしてもそれはやってはいけないのだ。何故なら、それは時空間を歪める事になるからだ。

それをやってしまうと、時間の流れが狂う。そして、一度狂うともう二度と直すことはできないだろう。

その影響は計り知れない物となるだろう。



そのため、完全には切り離さず少し遅らせるだけに留めているのだ。


「じゃあ、始めるわけだが二対一だと上手く教えられないから交代で一日ずつ教えるとこにした」

つまり、二人を一辺に教えることはできないから一人だけに集中しようという事だ。これを一日置きに行う。

その間、教えていない方は基礎練習をやってもらう事にする。基礎練習を大事だ。


「じゃあ、まず今日は飛鳥からやるぞ」

これにも、理由がある。

絢斗の中衛職には、魔力の変換をいう宿題みたいな物があった。そして、これをまだ絢斗はできていないようだった。はっきり言って、この段階は自分で感覚を掴むことが必要だ。これを他人が教えることはできない。

飛鳥の方には、まずは基礎だが素振りから教えること予定だった。一応、騎士が教えているようだったがそれでは心配が残る。

もしかしたら、海斗とやり方が違うかもしれない。そうなると、自分と違うやり方の教え方は困難だ。

そのため、早い内から海斗のやり方に変えた方がいいのだ。


そうやって飛鳥に教えていたのだが、なかなか筋がいい。余り教える必要はなさそうだった。それでも、少しだけ、細かいところの指導をして終わらした。

絢斗の方も上手くいったようだった。何とか、魔力変換はできるようになっていた。


二人とも、もともと才能があったのだろう。俺が教えずとも、真面目にやっていけばクラスのなかでもかなり上位の強さだっただろう。

だが、それでは駄目だ。教えるからには、この世界で上位の強さになって欲しいと思っている。

そうでなければ、この世界で俺達全員が生き残ることは難しいと思っている。

俺がカバーするといっても限界がある。いくら神と言っても万能ではないのだ。必ず、限界がある。だから、力をつけて欲しいと思っている。その為の協力は惜しまないつもりだ。



しばらくやっていると、二人とも疲れたようだった。そこで、今日の特訓は終わる事にした。 いくら、外部との接続を切ると言っても、動いた分の体力や疲れとの接続は切れない。その為、ある程度やったら休息が必要なのだ。それに、今日の分としては十分だろう。




空間を閉じて、元居た俺の部屋に戻った。二人は自分の部屋にもどって寝るそうだ。

俺も、慣れないことをやったもんだから結構疲れているようだった。そのまま、ベッドに行き、睡魔に従うまま眠りについた。


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