9話 密談part2 その2
どうしようか。
二人には、自分が神だと伝えてもいいかもしれない。二人のことは信用している。だが、もし他人にバラされるようなことになったら面倒だろう。
だが、二人がどんな反応をするのか気になる。受け止めてくれるだろうか。もしかしたら、信じられずに笑われるかもしれない。それとも、このステータスを見て恐れられるだろうか。
まあ、それも一興か。
そう思って、素直に打ち明けて見る事にする。喩え、どんな反応をされてもいいように心構えをして。
「実は、二人にずっと黙っていたことがあるんだ」
ここで、改めて深呼吸をする。
「俺は……神なんだ」
……。
「「ははははは」」
一拍たったのち、二人の笑い声が部屋中に響い。
やっぱりそうなるか。それは、諦めたような感情だった。
「いや、これは本当の事で……」
「いやいや、そんな事はわかってるから」
「そうよ。目を見れば、本気かそうでないかくらい分かるから」
「じゃあ、何でそんなに笑って……」
「「海斗が神なんて、笑わずにいられるわけないだろ(でしょ)」」
ひでぇ。
それにしても、まさかこうもあっさり信じられるとは思わなかった。しかも目を見ただけで分かるとか、普通じゃないし。
しかも、こんな息ぴったりで言われるとは。
「それひどくないか?これでも一応神なんだけど」
紛れもなく、神なんですけど。
「それでも、海斗は海斗だろ」
「今さら、敬えとか言われても無理だし」
たぶん、俺はその言葉を待っていたんだと思う。今までは神として、対等な関係に誰とも慣れなかった。そんな神の中でも唯一神だったために一人だった。
そんな中で、二人と対等にしていられたことがひどく嬉かった。これからも、そういられることによろこびを感じた。
「で、そうなるとあのステータスはどういうことなのよ」
「そうだな。神ってことは普通、もっと数値が高いんじゃあないのか?」
神は別に万能ってわけじゃあないんだがなぁ。大概の事はできるが、何でもできるわけじゃあないし。ああ、でも人間から見たら万能に見えるか。
「あれは、スキルの隠蔽を使ったんだ。隠蔽を使えば、ステータスが偽装できる」
「へぇ、便利だな」
「本当はステータスはどうなってんの?」
見たら、どんな反応をするのか楽しみだな
「聞いて驚くな、見て驚け‼『ステータス』」
カイト・ハヤセ
男 十六歳
Lv ∞
HP ∞
MP ∞
体力 ∞
俊敏 ∞
知力 ∞
魔力 ∞
ノーマルスキル:下級魔法適正 (火魔法、水魔法、風魔法、土魔法)、下級支援魔法適正 (毒解除、麻痺解除)、魔力操作、気配探知、危機察知、隠蔽、剣術 (new)
レアスキル:中級魔法適正 (火炎魔法、氷魔法、闇魔法、光魔法、音魔法)、中級支援魔法適正 (HP回復魔法、MP回復魔法)、マッピング
ユニークスキル:上級魔法適正 (空間魔法、神格魔法)、アイテムボックス、鑑定、状態異常無効化、全知全能書
称号:異世界の神、Lv∞のチート野郎
「すごいわね」
「腐っても神ってことか」
「腐ってなんかないぞ」
神に向かって腐ってるとか、アリ?




