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プロローグ
ある日、地球にいたある神様は思った。
暇だなー、と
そこで、神様は自分の管理していた地球に誕生することにした。
「おはよー」
「おはよう、海斗君」
「おっす、海斗」
今日もまた憂鬱な学校に来ていた。友達と会えるのは嬉しいが、やっぱり学校は憂鬱だ。学校に通えているのは、ひとえに友達の存在あってのことだといっても過言ではないだろう。そしてそう思っている人も多いのではないだろうか。
少し時間が経って先生がやって来た。これからホームルームが始まり、学校が始まる。
「ホームルームを始めるぞー」
その時だった。まるでその言葉を待ってていたとばかりに地面に魔方陣のようなものが浮かび上がった。
「キャー」
「なにー」
「まぶしっ!!」
教室のあちこちから驚いたような声が聞こえて来た。