主達との邂逅
ふう…ようやくギルド前まで戻ってきた
まさかあの後死体が爆発するとは…
『ご主人様、あれは人の手が加えられておりました。自爆もその時に仕込まれたものでしょう』
なるほど、てことはだ
ギルドマスターの仕業か…
一旦カマかけてみるか?
ま、相手の出方次第だな
ーーーーーーーギルドマスター室ーーー
「その様子だと、白豪鬼は無事に終わったようだな?」
「まあ、おかげさまで」
「ん?どうした?浮かない顔じゃないか。」
「いや、白豪鬼に手が加えられていたようで」
「……ふむ、それはおかしいな」
「心当たりは無いのか?」
「……………………………」
「まあ、これからの付き合いは考えさせてもらう」
「…ふう…隠す必要は無いか。察しの通りあれは私が用意した個体だ。君の力量を計らせてもらった。【流れ人】はその性質の関係上狙われやすくてな、自衛の力がないと判断した場合はこちらで保護する算段となっているんだ」
なるほど、こちらの世界の制度と言うわけか
「了解した、それならばこちらから言う事は無い」
「しかし説明もなく君を危険にさらしたことも事実だ。謝ろう」
ギルドマスターが深々と頭を下げたな
組織のトップが頭を下げてるんだ良しとしよう
「で、俺は合格なのか?」
「ああ、単独で白豪鬼を倒せるのなら問題は無い。君にはAランク冒険者相当の証を贈ろう」
「そりゃ、ありがたい」
「それと忠告だがあの能力はがあまり人前使わない方がいい。化け物扱いされるだろう」
「それに関しては気を使うつもりだ」
「なら良い、どうか君の旅路が幸多からんことを」
「ありがとさん。ああ、そうだ」
「どうかしたか?」
「あんたの名前は?」
「ああ、名乗ってなかったな。私はダイナ、ダイナ・ユグドリスだ。」
「ダイナか…それじゃあなダイナ」
「ああ」
ダイナが右手を差し出してきた
それに合わせて握手を交わす
『っ!?ご主人様!いけません!」
へっ?
「すまない。イク、私は君をこれからある場所に飛ばす。危険な場所では無いがどうか君の力が問題視されないことを祈るのみだ」
なんか、ぐにゃぐにゃして気持ち悪い…
ーーーーーーSide ???ーーーーー
「ほう、植物主の奴が来るようだぞ!」
「あれ?植物主ってまだ休息中じゃ?」
「そんなこと無いわよ?感覚が極端に長いだけでちゃんと出現してるもの」
「オレ、プランティナ、好き」
「今回の植物主は地球産だぜ?」
「地球産か…どうなんじゃろうなあ」
「………来るよ…」
ーーーーーーSide Inーーーーー
なんかぐにゃぐにゃしたと思ったら、変なとこにきたし、なんだここ円卓?
「よく来たな、プランティナ」
プランティナ?俺のことか?
「いやー、プランティナは何時ぶり?」
「ふーん、今回は若いのね…」
「久しぶり、プランティナ」
「ふむふむ、なるほどのう今回はこう来たか」
「ふーん、へえ〜」
なんか6人くらい居るようだ
「……早く座って…」
一人数え損ねたみたいだ
まあ、言われた通り座るか
「良し、全員揃ったな。それじゃあ、会議をはじめる前に新入りに自己紹介と行こうか、俺はブラム・ヴァイン。紅主だ」
「俺はスカイン・クルー。海主やってるよ」
「私はヴァール・ディータ。愛主よ」
「オレ、デクス。ただのデクス。物主」
「はいはーい!俺様はラタラ・マーイン。土主だ!」
「儂はクオン・カサネ。時主じゃ」
「……ノウン…死主…」
初めから順に、赤髪壮年の男、爽やか系の青髪、ハリウッド女優みたいな金髪の女、やたらゴツいスキンヘッド、軽そうな茶髪、花魁風の女、ゴスロリの幼女だ。
この流れだと俺も挨拶した方がよさそうだな
「俺はイク・ハナブサだ。よろしく」
「よろしく?おいおい、もしかして忘れたのか!?」
忘れるも何も初対面なんだけどな
「どうなってる?普通は資格を得た時に記憶の継承があるはずだろう。クリムゾン?」
『そのはずだが…何やらイレギュラーがあったようだ』
赤髪の背後から半透明で角生えた半裸のおっさんが出てきただと…
『まさかプランティナに限ってそんなことは無いはず…』
青髪からはギリシャっぽい女か…
『ありえないわよ!あのプランティナがそんなヘマするはずないじゃない!』
金髪からは高飛車そうな女、
『プランティナ、寝すごす、有り得る』
スキンヘッドからは機械っぽい人型
『あいつはそこんとこルーズだからなあ』
茶髪からは中性的なガキ
『しかし、記憶継承もせぬほど深く眠っておるのか?』
花魁からはじじい
『案外忘れているだけなのではないか?』
ゴスロリからは黒ずくめの女
『あのー貴方様?ちょっとよろしいでしょうか?』
なんだアイビー?
『失礼します』
ぬおう!?なんか背中に違和感が…
『みんな久しぶり!』
『なんだ…ちゃんといるじゃないか」
『前は何時だっけ?』
『ハラハラしたわよ?』
『プランティナ!心配させるんじゃないわよ!!』
『プランティナ、変わらない』
『おっひさー!元気そうだね!』
『はは〜ん、儂はどういう事か分かったぞ』
『壮健で何よりだ』
この反応を見ると…がプランティナってやつはアイビーと同一らしいな
『どうして、記憶の継承をしなかったのだ?』
『ちょっと色々あって…』
『まあ良い、全員揃ったな?それでは正式に八主会議を始めるぞ』
半透明八名はそれぞれ手のひらを円卓の中心に向ける
『我は焔を統べし者』
『我は大海を統べし者』
『我は愛を統べし者』
『ワレは、モノをすべしもの』
『我は大地を統べし者』
『我は時を統べし者』
『我は死を統べし者』
『我は植物を統べし者』
『『『『『『『『我ら八主、此処に集いて会合す』』』』』』』』




