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ギルド②

さて…もう一度ギルドにきたわけだが


騒がしいな…


「報告しますっ!【牙】の四人がモンスターに敗北した模様!なお四人とも命に別状は無しです!」


「なに!?奴らが!?討伐だけは優秀な【牙】が勝てないならこのギルドであいつに勝てるやつなんて…」


「くそっ!ドラゴンゾンビの時のようにはいかないのか!?」


なんか物騒だな〜


まあいいや、ギルドマスター室に向かおう


「静まれ!」


あ、ギルドマスターだ


「みんな!安心しろ!やつを倒せる者がここにはちゃんといる!」


ギルド内がどよめく


「その者は先日ドラゴンゾンビを難なく打ち倒した猛者だ。必ずや奴を食い止めてくれるだろう!」


ん?俺じゃね?


『申し訳ないが、これを君がギルドに加入するための試験とさせてもらうよ』


え?これやんなきゃ俺ギルド入れないの?


てか頭に直接声が


『これは念話だ、帰ってきたときに教えてあげよう』


それは別に要らないが


それよりギルド内の人から期待の眼差しで見られるのを何とかしてほしい


ああ!もうどうにでもなれ!


「分かった!俺がやつを引き受けよう!」


言っちゃったよ


これで逃げ道は無くしてしまったか…


「流石は我らがギルドの誇るドラゴンスレイヤー、行ってくれるのだな?」


「ああ…」


面倒くさいな…


「奴はこの街の正門を出てすぐの草原まで迫ってきている…早急に対処を頼む」


「分かっている…」


そう言って俺はギルドを後にした


ーーーーーー草原ーーーーー



さーて…奴とやらはどこだ?


っと思ったら草原の

真ん中になんか白いオーラ出して着物のようなものを着た鬼?がいた


「何だありゃ?」


「アレは…珍しいですね【白豪鬼(ホワイトオーガ)】ですか」


「ナデシコ知っているのか?」


「はい。アレは【豪鬼(オーガ)】の突然変異種で、その中でも特に希少な個体です!」


「強いの?」


「強いです。低位の竜種なら殴り殺されます」


まじかー、これ勝てんのか?


ってあれ?なんかこっちに気付いてないか?


「見つかりましたね」


まずい…俺は武器の一つも持ってないぞ


どうしたものか…


『ここはアイビーにお任せください!』


そういえばゴーレムを縛り壊してたな


良し、やって見よう。だが


どうやって使えばいいんだ…


『私名前を呼んでください』


「アイビー」


『声が小さいです!』


「アイビー!」


『もっと!!』


「ああいいいびいいいいいい!!!!」


叫んだら右腕から蔦が生えてきた!


これで奴を…殺る


「いくぞ!」


感覚的に蔦を操作できるので白豪鬼に蔦を絡ませるのは容易だった


「ガアッ!?」


戸惑っているようだがこのまま絞め殺させてもらうぞ


蔦を一気に締め上げた


「ガアッ!!!」


おいおい…なんか白いオーラが爆発的に増えたと思ったら


蔦の拘束をぶち切って向かってきたぞ


「アイビー?どうなってる?」


『貴方様申し訳ありません!あのオーラには生命力を奪う効果があるようです!接触時間の長い私の能力とは相性が悪いです!』


なにい!?まずいなあ…


あと50メートルくらいしかないぞ?


「ご主人様!ナデシコの力をお使いください」


ナデシコの力…?


まだ使ったことないけど、どう使えばいい?


「先ほどと一緒です。私の名を呼んでください」


アイビーと一緒か


「ナデシコ」

ナデシコが消えた!?

蔦が消えて今度は(いばら)が出てきた!?


使い方は何となく分かるな


「ふんっ!!」


スパアンッ


空気の弾ける音がその場に響いた


肉眼ではとても捉えきれぬ棘の一撃は白豪鬼の片腕を奪い去った


「ガアアアアアアアア!!」


片腕を失った白豪鬼はそれでもこちらに向かって進んでくる


「しぶといな…」


スパアンッ


二撃目の棘がで頭部を失った白豪鬼はその場に崩れ落ちた


すげえな…これ


あのゴリゴリの肉体派を二発かよ


『お役に立てて良かったです!』


ナデシコ…消えるなら消えると言ってくれ…ビックリしたぞ


『時間が無かったので…』


まあ、仕方ないかあの状況なら


無事に何とかなったし良しとしよう


『それでは同化を解きますね』


棘が消えるとその場にナデシコが現れる


それじゃ戻るとしますか


ーーーーーギルドーーー


「ふふふ、生命力を吸収しながら戦う白豪鬼は時に竜種すら凌駕する…勝てるかな?【流れ人】イク」


「良かったんですか?ギルドマスター、白豪鬼なんて貴重なモンスター使って」


「問題ないよアレは私が豪鬼(オーガ)を改造して作り出した紛い物だ」


「なるほど…力試しには勿体無いと思いましたがそれは大丈夫でしたか…」


「一つの懸念としてはイクが白豪鬼に殺されたときの処理だがまあ奴は無事に帰ってくるだろう」


「随分自信がお有りですね。正直あのイクという青年がそこまで強いとは思いませんが」


「ああ…お前は見えないんだったな、イクが連れていた奴隷は黒薔薇皇龍(ブラックローズドラゴン)の人間態だ」


「は?まさかそんなことは…」


「いや、アレは鋼鉄を超える硬度を持つ黒棘を音速以上で繰り出すあの黒龍に間違いないよ」


「しかし、それなら町の結界が…」


「今はイクの使い魔という扱いだからな、反応しないさ」


「本当なんですか?」


「ああ…アレを従えるほどだ。イクは充分な強者のはずだ。今回は本当に腕試し程度の意味しかないよ」


「なるほど…取り敢えず今はイクさんが帰ってくるのを待つだけなんですね」


「その通りだ。彼が帰ってくるのを待とう」


ーーーーーーーーsideouteーーー






















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