MとG 続きから始める
ふう、まぁ15分くらい経ったら奴らもくたばるだろう。それまでテレビでも見るか。
勇者サクラはリモコンを使った。興味のない時代劇が始まった!
うわ、なんだよこれ。他に面白い番組ないのかよ。
勇者サクラは特技「高速チャンネル変え」を使った! 特に面白い番組はないようだ。
しゃーねー。ニュース番組でもかけとくかぁ。
カサカサッ。
……ん?
Gが現れた!
………ん?
Gが現れた‼
………………ん。
黒光りするGがあらわれ……
オケオケ、ゴキブリな。英語だと、コックローチだかコックトローチだかなんだかいうやつね。あいあい、ちょっと待ってろ。
勇者サクラは○ースジェットを使った。 は、瞬殺だよこんなの。
Gは飛行形態になった‼
やべぇ、飛んだ! やべぇ、超気持ち悪りぃ‼ぎゃあぁぁぁ、こっちくんなぁぁぁ!
勇者サクラは逃げ出した。しかし上手く逃げきれない!
ぎゃあぁぁぁ、来るなっての! キモイキモイ、マジ無理だから‼ あ、あれは!
勇者サクラは新聞紙ソードを作った! サクラの攻撃!
Gはひらりと攻撃をかわした。 リビングの壁に止まった。
う、うう。一撃で仕留めないとまた悪夢がやってくるのか。嫌すぎる…
ガチャッ。リビングの扉が開いた。
「あんた、なにやってんの。」
母が現れた!
「いや、ゴキブリが…」
「え? …ああ、あれね。まったく男のくせに情けない。」
母は履いていたスリッパを脱いだ。母は特技「光速スリッパ」を使った!
テレレレレーン! Gを倒した。
「ゴキブリなんて、潰しゃいいのよ。」
ゆ、勇者すぎる。サクラの母への尊敬が500上がった。