第4話
とりあえずは学園の近くを案内された。食料品店、鍛冶屋、衣服店などがあるようだ。
案内されながら学園のことを軽く聞いてみると
「レゼン学園は一般教養科、農業科、工業科、経済・経営科、で戦闘科の5つがあるの」
「経済と経営が一緒になってくるのか?それはきついだろ」
「あたしもそう思うんだけどさ、3代前の学園長がいろいろ変えたらしいんだよ。経済と経営両方学べば完璧だ、とかいって一緒にしたみたいなの」
「……すごい学園長だな」
と無茶な科もあり驚いた
で、今は飯を食っている最中だ
「シランは元気?」
「ああ、元気だよ」
「そっか。ヴェレッツァさんは?」
ヴェレッツァとはハイレンの母親のことだ
「母さんは3年前に病気で死んだんだ」
いっそ軽い感じでかえした
「そっか……ごめん」
それに対して、リヴは悲しそうだ
「3年も前の話だ。それに落ち込んでたりすると母さんに怒られる」
「…そうだね、あの人なら怒りそうだね。落ち込んでられないね」
「そうゆうこと」
飯を食べながらお互い話していた。5年という歳月は飯を食べてる間に話しきれるものじゃなく、食べ終わった後も話続けた
「そういえばハイレンは戦闘科?」
「そうだよ。リヴは?」
「あたしも戦闘科。同じクラスになれるといいね」
「そうだな」
一人も知らないよりは、誰か知っている人がいたほうが気が楽だ
「じゃあ、明日ね」意味ありげに笑っていたのが気になった